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三谷流構造的やわらか発想法

ペットボトルの形は、誰にとってのものなのか?

~親子の夏休み自由研究【後編】

三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]
【第119講】 2015年8月20日
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ペットボトルのカタチと中身の関係。炭酸と高温

 まずは【前編】の復習から。500mlペットボトルには主に写真のような3種類があります。そのカタチの秘密を発見・探究していきましょう。

 Q1. 各々、中身はどんなものが多いでしょうか? そしてそれはなぜ?

 A1. 左は圧倒的に炭酸系。強い内側からの圧力に耐えるため。

 左の炭酸ペットボトルの特徴は、「胴体が滑らかな円柱状」かつ「底が凸凹のペタロイド形状」であることでした。ただ円柱であることだけではダメなのです。底も大切でした。そうでなければ、内側からかかる圧力(陽圧)に耐えられない(*1)からです。これは「重曹とクエン酸実験」によって確かめることが、できました。

 では、真ん中の一般円柱と、右の一般四角柱の差は、いったいなんでしょうか?

 中身はいろいろです。一般四角柱はお茶や果汁が多いかもしれません。でも、一般円柱に入っているお茶や果汁もあります。さてさて。

 カタチの話ではないですが、気になるので、ボトル口の色の違いの理由を調べてみます。四角柱のボトルには「口が白い」のが多いですよね。するとそれが「高温の液体を入れるとき」に必要な処理だということがわかります。殺菌のために高温を用いる場合、事前に硬化させておく。そのために白くなっているというのです。

*1 ポカリスエットの底はペタロイド形状。陽圧無菌充填方式をとっているから。

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三谷宏治 [K.I.T.虎ノ門大学院主任教授]

1964年大阪生まれ、福井育ち。小1のとき読書と読みかじりを人に教える快感に目覚め、駿台予備校では教えることの技術に衝撃を受ける。東京大学 理学部物理学科卒業後19年半、BCG、アクセンチュアで戦略コンサルタントとして働く。2003年から06年までアクセンチュア 戦略グループ統括。途中、INSEADでMBA修了。
2006年から教育の世界に転じ、社会人教育と同時に、子どもたち・親たち・教員向けの授業や講演に全国を飛び回る。「決める力」「発想力」と「生きる力」をテーマに毎年8000人以上と接している。現在K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 主任教授(MBAプログラム)の他に、早稲田大学ビジネススクール、グロービス経営大学院、女子栄養大学で客員教授、放課後NPO アフタースクール及びNPO法人 3keys 理事を務める。永平寺ふるさと大使。
著書多数。『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)は啓文堂書店2012ビジネス書大賞、『経営戦略全史』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)はダイヤモンドHBRベスト経営書2013第1位、ビジネス書大賞2014大賞、『ビジネスモデル全史』(同)はHBRベスト経営書2014第1位となった。
HPは www.mitani3.com

 

 


三谷流構造的やわらか発想法

発想法ってなんのために存在するのでしょう? ヒトと違うアイデアや答えを出すためです。統計的に有意な戦略なんて、定義により無価値ですし、統計的に正しい発想法なんてあるわけがありません。発想に「普遍性」や「高確率」を求めるなんてそもそも矛盾しているのです。発想法も、然り。これまでと違うものを生み出すには、新しい発想法がいま求められているのです。

「三谷流構造的やわらか発想法」

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