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転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上で転職してはいけない人、2つのタイプ

丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]
【第48回】 2016年10月31日
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「会社の方針と合わない」と感じたとき、自分がやりやすくなるような環境を作ろうと試みていますか?

決定に関与する立場なのに
「会社の方針と合わない」

 「会社の方針と合わない」を理由に退職したり転職を希望されたりする方は、年齢に関わらず常に一定数います。理由そのものに問題はありません。ただ、とくに35歳以上の人の場合、詳しく話を聞いてみると、自分自身が方針を決定する立場の一翼を担っていることがよくあります。その方針が決定されるプロセスで反対や軌道修正を試みようとしたわけでもないのです。

 これで「会社の方針と合わない」といって退職するのは天に唾を吐くようなものですが、本人は気づいていないケースが少なくありません。

 いまいる環境に対し「NO!」と言って辞める人は、何度もそれを繰り返す傾向があります。逆に優秀な人は、自分で自分の環境を変えていきます。自分が働きやすいように上司や会社に働きかけ、場合によっては重要なルールまで変更してしまうのです。

 あるトップコンサルタントは本業で卓越した成果を出すのはもちろん、講演や執筆にも引っ張りだこです。ただし、このコンサルタントが勤務している会社では、社員の講演料や書籍の印税はすべて会社に入り賞与の際に査定分として個人に還元される仕組みになっていました。人事的には正しいやり方と言えますが、ご自身としては釈然としないモヤモヤした不満がありました。

 しかしこのコンサルタントは「講演料や印税がまったく自分の収入にならないのはおかしい」と異議を唱え、本人の収入になるよう交渉し、会社の仕組みを変更させることに成功しました。

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丸山貴宏 [株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役]

1986年滋賀大学経済学部卒業後、リクルート入社。7年間人事担当採用責任者として新卒、中途、留学生、外国人など多岐にわたる採用を担当し同社の急成長を人材採用の側面から支える。退職後現社を設立。リクルートで実践した「企業力を超える採用」の実現のため1000社を超える顧客にそのノウハウを提供、さまざまな分野の支援を実現。また個人へのキャリアコンサルティングは1万名を超え、「個人の本気に火をつける」面談には定評がある。49歳。1963年生まれ、いて座。

 


転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

35歳以上の転職がもはや当たり前の時代になり、これからはより多くの人が転職を意識することになる。しかしそのときに「転職の作法」を全く知らないがために、失敗し続けてしまっては本末転倒だ。この連載では、失敗した人を具体的な事例として出しながら、何が悪かったのか2万人を見てきた転職コンサルタント丸山貴宏の視点で一刀両断。成功へと導く手助けをします。

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