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小宮一慶の週末経営塾

一流のリーダーになるために必要な日々の訓練とは?

小宮一慶
【第51回】 2016年11月5日
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リーダーには「前向き」「利他心」「反省」が必要

前回はリーダーに不可欠な資質として、松下幸之助さんの言う「素直さ」「謙虚さ」に加え、「前向き」「利他心」「反省」の3つを挙げました。

小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 この3つは天賦の才などではなく、子ども時代は親や周囲の大人たちから教えられ、社会人になってからは日常の行動の中で意識をしたり努力をしたりして身につけるものです。いったん身につけても、普段からそれを意識していなければなりません。人は、安易に流れやすいものだからです。 

 それが自分に身についているのかは、自分の行動をチェックすれば分かります。

 「前向き」は自覚しやすいでしょう。

 「前向き」な人は、物事を「できる」面から見ますが、「後ろ向き」の人は、「できない」面から見ます。なんでも無謀にやることがいいと言っているのではありませんが、「やれる」と思うほうから見ないとことは進みません。

 松下幸之助さんは「6割やれると思ったらやる」とおっしゃっており、残りを「熱意と努力」でカバーするということです。繰り返しますが、無謀なことまでチャレンジするというものではありませんが、「できる、やれる」面から物事を見ることが大切です。

 また、私は講演会などでよく話すのですが、前向きであれば「人を心から誉める」ことができると思います。前向きなら人の良い面が見え、誉めることにつながるからです。これは「素直」とも関係しますね。いずれにしても、リーダーは、部下の長所を活かすということが大切ですが、このことも、「前向き」と大きく関連しています。

 「利他心」はどうでしょう。

 何か行動を起した時に「利他心」なのか「自己チュウ」なのかがはっきり分かります。

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小宮一慶

京都大学法学部卒業。米国ダートマス大学タック経営大学院留学(MBA)、東京銀行、岡本アソシエイツ、日本福祉サービス (現、セントケア)を経て独立し現職。名古屋大学客員教授(平成26年度後期)。企業規模、業種を超えた「経営の原理原則」を元に、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年100回以上講演を行う。『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカヴァー21)など著書は100冊を超え、現在も経済紙等に連載を抱える。


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経営課題を抱えて日々悩む経営者に向けて、数々の企業経営者に伴走してきた経営コンサルタントの小宮一慶氏が課題解決の「ヒント」を提供。どんな業種にも通じる経営の原理原則をおさえながら、経営者はどうあるべきか、実際の経営現場で何を実行すべきか、を語る。

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