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小宮一慶の週末経営塾

リーダーが磨かなければならない3つの姿勢

小宮一慶
【第50回】 2016年10月22日
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 リーダーになるためには、正しい姿勢とそれを磨くための努力が必要です。「散歩のついでに富士山に登った人はいない」ように、なんとなく会社にいて、漠然と過ごしていて優れたリーダーになった人もいません。

小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 まず、リーダーの持つべき資質とは何か。松下幸之助さんは「素直さ」「謙虚さ」を挙げています。素直さも謙虚さも持ち合わせておらず、自分の意見に凝り固まって他人の意見を聞けない人は、そこで成長が止まり、真のリーダーにはなれません。

 ただし「素直さ」「謙虚さ」はリーダーの資質の基礎の部分であり、私はその上に「前向き」「利他心」「反省」の3つ姿勢を築く必要があると考えています。

後ろ向きリーダーはやれない理由ばかり数える

 まずリーダーにはチャレンジを恐れない「前向き」の姿勢が求められます。

 松下幸之助さんは「6割やれると思ったらやる」と決め、残りの4割の不安な部分は「努力と熱意でカバー」していたそうです。6割という数字はリーダーにより変わるとしても、チャレンジする姿勢を持つことが大切だと教えているのです。

 一方、チャレンジを恐れる後ろ向きのリーダーは、やれない理由ばかり数えて一歩踏み出そうとしないため、会社は環境変化に対応できなくなります。

 リーダーの後ろ向きの姿勢は自分事にとどまらず、会社のリスクなってしまいます。

 また前向きのリーダーは社員を前向きに評価します。つまり良いところ、長所を見るのです。

 誰でも良い面と悪い面を持ち合わせているものですが、前向きのリーダーは良い面=長所を重視します。そのためチームを作ると、それぞれの長所を生かした強いチームを作れます。

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小宮一慶

京都大学法学部卒業。米国ダートマス大学タック経営大学院留学(MBA)、東京銀行、岡本アソシエイツ、日本福祉サービス (現、セントケア)を経て独立し現職。名古屋大学客員教授(平成26年度後期)。企業規模、業種を超えた「経営の原理原則」を元に、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年100回以上講演を行う。『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカヴァー21)など著書は100冊を超え、現在も経済紙等に連載を抱える。


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経営課題を抱えて日々悩む経営者に向けて、数々の企業経営者に伴走してきた経営コンサルタントの小宮一慶氏が課題解決の「ヒント」を提供。どんな業種にも通じる経営の原理原則をおさえながら、経営者はどうあるべきか、実際の経営現場で何を実行すべきか、を語る。

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