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この人はここに注目!2011年を読む5つのポイント

中国とロシアが日本海で初の合同軍事演習
日本は「失われる30年」に突入する
――作家・ジャーナリスト 莫 邦富

【第8回】 2011年1月19日
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2011年はウサギ年。干支にあやかり、わが国は沈滞から跳躍へと転じるきっかけを、つかむことができるのだろうか。翌12年は米国大統領選挙、ロシア大統領選、中国のトップ交代と、世界では大きなイベントが待ち受けている。その前夜に何が起こるのか。

莫 邦富(モー・バンフ)氏

 DOL編集部では各分野の著名人、DOLの執筆陣にアンケートをお願いし、2011年を読む5つのポイントをあげていただいた。アンケートではジャンルは指定せず、自由に視点を提示してもらった。さて、今年はどのような点に着目すればよいのか。あなたの予想とは、どれが同じで、どれが違ったか。ぜひ、ご参考あれ。

 上段が今年着目するポイント、下段がそれを挙げた理由である。

①日中関係は引き続き大きく揺れる。
理由
:連立政権を作れなかった民主党政権の執政能力がいっそう低下し、中国も胡錦濤政権が守りに入るため、双方の交渉はなかなかうまくいかないだろう。

②人民元がますます国際通貨への道を疾走する。
理由
:ドル安の進行により、中国は各種の取引で、人民元による決済をいっそう進める。それによって、人民元がますます国際通貨としての機能を増してくるだろう。

③中国とロシアが日本海で初の合同軍事演習を行う。
理由
:東北アジアの不安定化を念頭に、地域バランスを維持を目指して、中国とロシアが自らの存在感を強調するために、日本海での初の合同軍事演習に踏み切るだろう。

④日本は「失われる30年」に突入する。
理由
:民主党政権の誕生は、日本経済に回復の機会をもたらさなかった。そのため、「失われた20年」を経験した日本は引き続き、低迷の道をさまよい、そのまま「失われる30年」に突入する。

⑤中国内需市場がさらに拡大する。
理由
:対外(輸出)経済依存型の経済発展モデルから、内需市場重視型の経済発展モデルに切り替えられた中国は、2010年に2兆ドル規模になった内需市場がさらに拡大し、世界の市場としての地位を固めていく。


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日本の景気は持ち直すのか、二番底を迎えるのか。円高は続くか。株価は上昇か下降か。対米・対中関係は悪化か改善か。菅政権は存続できるのか。2011年は、政治も経済も社会も不安定要素が多く、先行きは極めて不透明です。今年最初の新連載は、視界不良の2011年を乗り切るための羅針盤となる5つのポイントを、識者へのアンケートやインタビューでお届けします。

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