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莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見

安倍首相がトランプ氏に贈ったドライバーは「中国企業ゆかりの品」

莫 邦富 [作家・ジャーナリスト]
【第293回】 2016年11月24日
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 次のニュースを読んで、私はまず唖然とした。そして、そういうこともあるのか、と逆に釈然とした。

 まず、このニュースの内容を紹介しよう。

 スポーツ報知が11月19日、配信した記事で、「安倍首相、トランプ氏との初会談で黄金50万円ドライバーをプレゼント」と題したものだ。

“安倍晋三首相(62)は17日夕(日本時間18日朝)、米ニューヨークでドナルド・トランプ次期大統領(70)との初会談に臨んだ。トランプタワーにある同氏の自宅で約90分間に及んだ会談の席上、首相はゴルフ好きのトランプ氏にドライバーをプレゼント。

 世界が熱視線を送ったトランプ氏との初会合で、安倍首相が満を持して放った「飛び道具」は金色に輝く最高級ドライバーだった。

 同行筋によると、安倍首相からサプライズプレゼントを受け取ったトランプ氏は箱を開けると、さっそくスイングを繰り返して「飛びそう」とご満悦だった模様。お返しにと、首相にはシャツなどのゴルフ用品を贈った。どちらもゴルフ関連アイテムになったのは「偶然の一致」という。

 布石は、今回の会談の約束を交わした日本時間10日の電話にあった。トランプ氏を祝福するため、安倍首相が掛けた約20分間の電話で、互いの趣味であるゴルフが話題になっていた。

 関係者によると、首相は電話会談の内容を受け、プレゼント用の国産ドライバーの購入を外務省に指示。同省職員が本間ゴルフ八重洲店(東京都中央区)を訪れ、同社のドライバー「BERES S—05」シリーズの最高級モデル「5Sグレード」を購入した。……(略)”

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莫邦富(モー・バンフ) [作家・ジャーナリスト]

1953年、上海市生まれ。85年に来日。『蛇頭』、『「中国全省を読む」事典』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーに。そのほかにも『日中はなぜわかり合えないのか』、『これは私が愛した日本なのか』、『新華僑』、『鯛と羊』など著書多数。


莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見

地方都市の勃興、ものづくりの精度向上、環境や社会貢献への関心の高まり…中国は今大きく変わりつつある。先入観を引きずったままだと、日本企業はどんどん中国市場から脱落しかねない。色眼鏡を外し、中国ビジネスの変化に改めて目を凝らす必要がある。道案内人は日中を行き来する中国人作家・ジャーナリストの莫邦富氏。日本ではあまり報道されない「今は小さくとも大きな潮流となりうる」新発見を毎週お届けしよう。

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