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7つの知性を磨く田坂塾

世界で最も実践的な「愛情」の定義とは何か

田坂広志 [田坂塾・塾長、多摩大学大学院教授]
【第14回】 2016年11月30日
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「人間関係が下手な人」とは、「人とぶつかってしまう人」ではなく、「人とぶつかった後に、和解の余地を残せない人」だ

拙著、『知性を磨く』(光文社新書)では、21世紀には、「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という7つのレベルの知性を垂直統合した人材が、「21世紀の変革リーダー」として活躍することを述べた。
この第14回の講義では、「人間力」に焦点を当て、拙著、『人間を磨く-人間関係が好転する「こころの技法」』(光文社新書)において述べたテーマを取り上げよう。

 今回のテーマは、「世界で最も実践的な『愛情』の定義とは何か」。このテーマについて語ろう。

 我々の人生においては、必ず、他人との不和や不信、反目や反発、対立や衝突がある。

 例えば、友人との喧嘩、恋人との破局、親戚との反目、家族の離別、同僚との不和、上司への不信、部下の反発、隣人との口論など、人間同士の心が離れるときは、ある。それは、どれほど避けようとしても、生じてしまう。

 そうであるならば、我々の人生において大切なことは、他人との間で不和や不信、反目や反発、対立や衝突を決して生じないようにすることではない。それは、避けられない。

本当に大切なことは、生じてしまった不和や不信、反目や反発、対立や衝突の状況から、ときに自らの非を認め、相手に心を開き、自ら謝り、相手を許し、ふたたび「和解」する心の力を持つことであろう。

 しかし、現実の人生においては、人間同士、心が離れた後、すぐに「和解」できるとはかぎらない。人生においては、その時期に、どうしても好きになれない人もいる。どうしても心を開けない人もいる。そのため、心がぶつかり、離れ、そのまま別れてしまう人がいる。

 では、そのとき、どうするか?

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田坂広志 [田坂塾・塾長、多摩大学大学院教授]

1951年生まれ。74年、東京大学卒業、81年、同大学院修了。工学博士(原子力工学)。87年、米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。同時に、米国パシフィックノースウェスト国立研究所客員研究員。90年、日本総合研究所の設立に参画。戦略取締役を務め、現在、同研究所フェロー。2000年、多摩大学大学院教授に就任。社会起業家論を開講。同年、シンクタンク・ソフィアバンクを設立。代表に就任。2003年、社会起業家フォーラムを設立。代表に就任。2008年、ダボス会議を主催する世界経済フォーラムのグローバル・アジェンダ・カウンシルのメンバーに就任。2010年、4人のノーベル平和賞受賞者が名誉会員を務める世界賢人会議・ブダペストクラブの日本代表に就任。2011年、東日本大震災に伴い、内閣官房参与に就任。原発事故対策、原子力行政改革、エネルギー政策転換に取り組む。2012年、民主主義の進化をめざすデモクラシー2.0イニシアティブの運動を開始。代表発起人を務める。2013年、全国から3000名を超える経営者やリーダーが集まる場、「田坂塾」を開塾。「思想」「ビジョン」「志」「戦略」「戦術」「技術」「人間力」という「七つのレベルの知性」を垂直統合した「スーパージェネラリスト」への成長をめざし、塾生とともに研鑽を続けている。著書は、知のパラダイム論、未来予測論、地球環境論、複雑系社会論、情報革命論、知識社会論、民主主義進化論、資本主義進化論、産業政策論、経営戦略論、マネジメント論、リーダーシップ論、戦略思考論、プロフェッショナル進化論、社会起業家論、社会的企業論、仕事論、人生論、詩的エッセイ、詩的寓話など、様々な分野において国内外で80冊余。(所感送付先:tasaka@hiroshitasaka.jp
◇主な著書 『知性を磨く - 「スーパージェネラリスト」の時代』(光文社) 2014
『人は、誰もが「多重人格」 - 誰も語らなかった「才能開花の技法」』(光文社)2015
『人間を磨く - 人間関係が好転する「こころの技法」』(光文社)2016

 


7つの知性を磨く田坂塾

多くの問題が山積する21世紀、目の前の現実を変革するために、我々は、思想、ビジョン、志、戦略、戦術、技術、人間力という「7つのレベルの知性」を、垂直統合して身につけ、磨いていかなければならない。知性を磨き、使命を知り、悔いのない人生を生きるために、いま、我々は何を為すべきか。現代の知の巨人が語る。

「7つの知性を磨く田坂塾」

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