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金融市場異論百出

大統領職とファミリービジネス
トランプ新政権に利益相反懸念

加藤 出 [東短リサーチ代表取締役社長]
2016年12月1日
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 米大統領選挙の翌週に米ニューヨークを訪れたところ、激しい渋滞に驚かされた。ドナルド・トランプ次期米大統領が住む、5番街のトランプタワー周辺で交通規制が行われていたのだ。新政権の方向性を探りに全米および世界中からビジネス、メディア関係者が集結していることも、渋滞に拍車を掛けていた。

米ワシントンのトランプ・インターナショナル・ホテル。米大統領選挙の翌週にトランプ氏が大勢の各国外交官を招いた Photo by Izuru Kato

 ちょうど、トランプ氏と安倍晋三首相が乗った車がトランプタワーから出てくるときに通り掛かったのだが、厳重な警備の中、「私の大統領ではない」と書かれたプラカードをかざす人々もいた。

 今このタワー1階にあるグッチの店に入るには、警官に身分証明書を見せ、荷物チェックを受けなければならない。これでは客は寄り付かないので、この店の年末セールは厳しいことになりそうだ。

 この状況について、記者から質問を受けたビル・デブラシオ・ニューヨーク市長は、高級ブランドやそれを買う富裕層に共感しないリベラル派なので、「私の人生において大きな懸念事項ではない」と、にべもない態度を見せている。

 筆者が米国滞在中には、株高・ドル高・長期金利高の「トランプ・ラリー(活況相場)」が続いていた。ウォール街の市場関係者の多くは、「当面は流れについていくべき」と話していた。

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