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山崎元のマネー経済の歩き方

若い社会人へ おカネ7ヵ条

山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]
【第164回】 2011年2月8日
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 獨協大学で担当している「金融資産運用論」の試験が先日終わった。採点してみると、まずまずの出来だった。受講者の中には今学期で卒業する学生も多い。彼らへのはなむけの意味も込めて、若い社会人がおカネに関して注意すべき点を7ヵ条にまとめてみる。

 その1、生命保険に入るな。日本のオフィスには生命保険会社のセールスが出入りすることがある。こうした職場では、先輩社員が新人社員を生保のセールスに「いけにえの子ヒツジ」を差し出すがごとく紹介する場合が少なくない。しかし、生命保険には入らないほうがいい。死亡保障の生命保険は独身の若者には不要である。ガン保険をはじめとする医療保険も、健康保険に入っていれば高額の療養費をカバーする制度があるので不要だ。どちらも保険料のうち保障や貯蓄に回らないおカネが多く、割が悪い。保険に入ったつもりで、保険料分を貯蓄するほうが賢い。

 その2、借金をするな。消費者金融会社からはもちろん、銀行からも借金はするな。借金の利息は、運用商品の利回りと比べてあまりに高い。また、他人からの借金は人間関係を壊す原因になる。すでに借金を持っている人は、これを返済することが、どんな運用よりも有利なはずだ。

 その3、クレジットカードに気をつけよう。特にリボルビング払いを利用する者は愚かだ。15%くらいの利率があるはずだ。金融機関は手軽を装って暴利をむさぼるので要注意だ。もちろん、カード利用による過剰な消費にも注意が必要だ。

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山崎 元 [経済評論家・楽天証券経済研究所客員研究員]

58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、現在、楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表取締役。


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12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。

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