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ずるい勉強法
【第14回】 2017年1月6日
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佐藤大和 [弁護士]

情熱を力に変える

感情を最大化するには、欲求と向き合うのがいちばんいいでしょう。一生勉強を続けていくのも決して難しいことではありません。シリーズ6万5000部を突破した『ずるい勉強法』より、情熱スイッチのつくり方をお伝えします。

情熱を力に変える4つのステップ

勉強を続けるためには、欲求を明確に持つべきです。欲求があれば、人は情熱を燃やしながら取り組むことができます。

 米国の心理学者アンジェラ・ダックワース氏の提唱する能力に「グリット(やり抜く力)」というものがあります。

 重要な目標に向かって長年努力を続け、やり抜く力のことを意味しています。

 社会で成功するためには、生まれ持った才能や知能、学歴ではなく、このグリットこそが必要だと言われています。

 そして、グリットに欠かせないのは、欲求を満たそうとする情熱です。情熱をエネルギーに、やり抜く力を持続させていきましょう。

最初に、自分の欲求を明確にします連載第4回でも少しお話ししましたが、この欲求は、きれいごとではない、本能的な欲求です。「モテたい」「お金が欲しい」など、一生思い続けることができ、かつできるだけシンプルな欲求です。

次に、限りなく大きな目標を立てます。「お金が欲しい」という欲求を持っている人だったら、「長者番付にのる」「大企業の社長になる」などでもいいです。この大きな目標が、みなさんの情熱の火を燃え上がらせてくれます。この目標に向かって「やるぞ!」と意欲がわいてくるのです。

 私の場合、「500年後にも残る事務所をつくる」「自分の事務所を世界一の事務所にする」などと公言していました。こう言うと、「500年後には生きてないでしょ」「世界一の基準って何なの?」などとツッコミが入るのですが、目標は大きければ大きいほどいいと私は考えます。

今度は、その大きな目標から逆算して小さな目標をつくっていきます。社長になるために、「まず経営学を勉強する」「営業力を磨いて独立を目指す」「人脈をつくる」など、夢に向けて今からできる目標をつくるのです。これが、情熱の火を維持していく力になります。

そして、その小さな目標をクリアしていくことを習慣にしていきます

 小さな目標は、数値化することが重要です。大きな目標は主観的なものでもいいのですが、小さな目標は、客観的に見てもわかるものでないと、達成したかどうかの判断がしづらいからです。

 私なら、「月1000万円の売上を目指す」「従業員を1年後に10人増やす」「弁護士ランキングトップ100に入る」などです。

 誰が見てもわかるような、具体的な数字を織り込むようにしましょう。
小さな目標も、達成できないと落ち込むことがあります。どんなに情熱を維持しようとしても、心が折れることもあります。私にもそのようなときがあります。

 そのままやる気を失ってしまわないよう、情熱の火を再点火させる「スイッチ」をつくっておきましょう。

 私の場合は、「大好きなDVDや漫画を見ること」「音楽を聴くこと」、そして「自分がライバルと思う相手や、向上心にあふれる人、尊敬している人に会うこと」などをスイッチにしています。DVDや漫画、音楽は、単純に気分を上げてくれます。そして、人と会って話をすることで「負けたくない」「こんなふうになりたい」という気持ちが芽生え、やる気が満ちてきます。

この情熱のスイッチは、みなさんが思っている以上に効果絶大です。なぜなら、「頭」ではなく「心」に訴えかけてくるものだからです。感情がダイレクトに揺さぶられると、情熱の火は再点火します。そして、再び点火した炎は、なかなか消えるものではありません。

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佐藤大和 [弁護士]

レイ法律事務所代表弁護士(東京弁護士会所属)
1983年生まれ。宮城県石巻市出身。高校時代、模試では偏差値30のダントツビリで落ちこぼれ。大学生になってから勉強に目覚め、2009年の司法試験に1回目で合格(民事系科目は上位5%以内で合格)。11年、弁護士となり、大手法律事務所を経て、14年4月、レイ法律事務所を設立し、経営者弁護士として、2016年1月には国内の法律事務所でTOP5%以内の事務所規模に成長させる。TBS「あさチャン!」、フジテレビ「バイキング」のコメンテーターのほか、NHK Eテレ「Rの法則」などに出演。フジテレビ「リーガルハイ」、テレビ朝日「グッドパートナー 無敵の弁護士」、日本テレビ「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜」など数多くの人気ドラマの法的監修も手掛ける。15年9月には『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(ダイヤモンド社)を出版し、ニューヨークタイムズ、スウェーデンの新聞社など海外からも取材も受けるマルチ弁護士として活躍中。

 


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