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ずるい勉強法
【第11回】 2016年12月14日
著者・コラム紹介バックナンバー
佐藤大和 [弁護士]

「わからない」と答えずに、凡人が生き残る技術

第6回でもお伝えしたコミュニケーションは、凡人がエリートを出し抜くためにも重要です。今回は、「わからない」ことで損をしないための凡人のための技術を、『ずるい勉強法 エリートを出し抜くたった1つの方法』から紹介いたします。

今日から使えるハッタリ交渉術

 私の大好きな漫画『カメレオン』の主人公・矢沢栄作(ヤザワくん)は、いじめられっ子ながらヤンキーの頂点に立ちます。ケンカの弱いヤザワくんが、なぜ頂点に立てたかというと、運もあるにはあるのですが、主に「ハッタリ」のおかげなのです。

 ハッタリと聞くと、たいていの人は「よくない」と、否定的な意見を言います。ですが、このヤザワくんのように、ラクして結果を出すためにはハッタリも必要なのです。

 会合で、政治や経済など難しい話題が出たとき、素直に「わからない」と言ってしまうと、門前払いされるというケースが多々あります。彼らは話のわかる人同士で話をしたいため、無知な人間は相手にしたくないのです。しかし、そのままでは永遠にカヤの外になってしまいます。近づいて情報を得るためには、ハッタリが役に立ちます。

私流のハッタリのポイントは、「わからない」と絶対に言わないことです。

わからなくても、わかっているように相づちを打っておくのです。

 そして、話しすぎないことです。尊敬する大先輩たちが集まっていたりすると、つい話したくなってしまうかもしれませんが、知らない分野は必ずボロが出ます。知ったかぶりもご法度(はっと)です。話したい欲求を極力抑え、タイミングがくるまでしゃべらないこと。相手の話を聞くことに重点を置きましょう。

 話を聞いていると、逆に意見を求められることがあります。内心冷や汗をかいていても、ここは何食わぬ顔で乗り切りましょう。

 必殺技は、「ほかの人の意見を引用する」ことです。

「○○さんは、こう言ってましたよね」と、自分の意見を言わずにほかの人の意見を引き合いに出すのです。もし、まだ誰も意見を言っていなかったら、「○○さんは、どう思いますか?」と、ほかの人に話を振ります。もしくは、少々強引かもしれませんが、話題を自分のテリトリーのほうに持ってきてしまいます。これぞ、ハッタリです。

『カメレオン』のヤザワくんも、ケンカをするときはほかの誰かを使っています。

 「ずるい」と思われるかもしれませんが、これも私の「ずるい勉強法」の根幹である「ラクして結果を出す」につながります。

無知も逆手にとれば、カンフル剤になるのです。

 年上の方々が多い会合に出ると、話がちんぷんかんぷんという経験は、私にもあります。でも、そこで「知りません」と言うと、話の腰を折ってしまいますし、今後呼んでもらえなくなる可能性もあります。

 そこで私は、相づちを打ちながら、なるべく目立たないようにしています。それで、とりあえず「わかっている」というかたちはつくれます。次につながることが大事なのですから、あとは、次回までに勉強しておけばいいのです。

 大勢の人がいる場では、有効な交渉術ですが、一対一では通用しないこともあります。

 そのときは、正直に「わからない」と伝え、無知を認めて素直に教えを請うほうが賢明です。

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佐藤大和 [弁護士]

レイ法律事務所代表弁護士(東京弁護士会所属)
1983年生まれ。宮城県石巻市出身。高校時代、模試では偏差値30のダントツビリで落ちこぼれ。大学生になってから勉強に目覚め、2009年の司法試験に1回目で合格(民事系科目は上位5%以内で合格)。11年、弁護士となり、大手法律事務所を経て、14年4月、レイ法律事務所を設立し、経営者弁護士として、2016年1月には国内の法律事務所でTOP5%以内の事務所規模に成長させる。TBS「あさチャン!」、フジテレビ「バイキング」のコメンテーターのほか、NHK Eテレ「Rの法則」などに出演。フジテレビ「リーガルハイ」、テレビ朝日「グッドパートナー 無敵の弁護士」、日本テレビ「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜」など数多くの人気ドラマの法的監修も手掛ける。15年9月には『ずるい暗記術 偏差値30から司法試験に一発合格できた勉強法』(ダイヤモンド社)を出版し、ニューヨークタイムズ、スウェーデンの新聞社など海外からも取材も受けるマルチ弁護士として活躍中。

 


ずるい勉強法

社会に出て結果を出すためには、さまざまなハードルをクリアしなければいけません。社会に出れば、今までのような同学年を中心とした同世代だけとの争いではなく、社会に出ている人、全員がライバルになります。自分より頭のいい人や一流大学出身の人は、数多くいます。そんななか、社会で常に求められるのは、「結果を出すこと」です。そのためには、人生において大事な「学び方」を変えればいいのです。人生において大事な勉強だからこそ、うんとラクをしないと続けられません。そこで、「覚える→思い出す」の暗記術を社会に出てからも活かすのです。答えを暗記するこの方法は、社会に出てからのほうが効果的に使えます。そこで、新刊『ずるい勉強法 エリートを出し抜くたった1つの方法』より、社会で負けない勉強法を紹介していきます。

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