確かに、そういう方も多くおられるでしょう。

 私が、コンサルティングをしている時に、こういう質問をすることがあります。

「『忙しい』時にはどういう対策を取りますか?」

 そうすると、多くの場合、

 「人を増やす」
 「長く働く」
 「アウトソーシングする」
 「仕事を減らす(他の部署に振る)」

 といった答えが返ってきます。

仕事にかかっている
時間を短縮する

 しかし、不思議と「一つの仕事にかかっている時間を短縮する」という答えは返って来ないのです。

 2つ目の長時間労働に対する対策は、「時間を短縮する」ということです。

「何を当たり前のことを言っているんだ」という風に感じた方もおられるかもしれません。しかし、この「当たり前のこと」を意識し続けてマネジメントに取り組まれている方は、あまり多くありません。

 それでは、この「当たり前のこと」を意識し続け、なおかつ、マネジメントができているとは、どういう状態を指すのでしょうか。

 それは、

 「部下への指示に対して、常に期限設定ができている」
 「部下が提示してきた、一つの仕事にかかる時間を常に『疑う』ことができている」

 という状態です。

 まず、部下が取り組む業務に「期限の設定がない」ということは、部下が「時間を短縮する必要性がない」という状態です。