これでは、そもそも「時間短縮」は起きようがありません。自分のペースで、「期限の目標」もないまま、集中力の低い状態で仕事を進めてしまいます。

部下が提示する「期限」を
「疑う」ことも大切

 部下が提示してきた「期限」、部下が認識している「必要な時間」を「疑う」ことも大切です。

 例えば、部下と次のようなやりとりをしていないのでしょうか。

 「この仕事どれくらいでできる?」
 「大体1時間くらいで、できそうです」
 「そうか、じゃあ1時間でやってくれ」

 「これ、2時間でやってくれ」
 「いや、2時間は難しいです。3時間はかかります」
 「じゃあ、3時間で」

 これでは、「時間短縮」は起きにくいでしょう。それぞれに持っている「時間に対する感覚」はバラバラです。部下が持っている時間の感覚に合わせて、管理者が期限設定をしてしまっては、部下の時間に対する感覚が鋭くなることはありません。つまり、「時間短縮」ができることはないのです。

 上司は、

 ◎必ず、指示に期限を設定すること
 ◎期限は、部下の認識している期限より少しでも手前に設定すること

 を心がけてください。

「期限設定するだけで、仕事の時間が短くなるわけない」

 そんな声が聞こえてきそうです。

 でも、これで必ず短くなります。しかし、まだ不十分であるのも事実です。

「期限を意識して、できる限り、早く仕事を終わらせようとはしているが、なかなか上手くいかない」