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カイゼン!思考力

だからそこに関して反対しているわけではない
――同意されている前提への反論

嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]
【第38回】 2011年3月4日
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陥りがちな思考の罠に迫る「カイゼン!思考力」。今回は、同意されている前提への反論を取り上げる。

――問題です

 以下のBさんの考え方の問題点は何か。

A「僕は夫婦別姓選択制に賛成だな」

B「なぜ?」

A「世の中には、自分の姓を残したいのにそれができない女性がたくさんいる。それは大きな問題だ」

B「確かに事実はそうだ。たしか比率で言うと、事実婚を除いた場合、夫の姓を選ぶ夫婦の比率はほとんど100%だったかな」

A「およそ98%だ。21世紀にもなって、この数字の偏りはやはり無視できないだろう。女性の方に負担がかかり過ぎている」

B「しかし、現在の法律では、どちらの姓を選ぶかは夫婦に委ねられているのだから、決して法の下での男女平等に反してはいないと思うよ」

A「だから、その点に関して問題だと言っているわけではいないよ」

B「えっ。そう言っているように聞こえたけど…」

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嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]

東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社、主に出版、カリキュラム設計、コンテンツ開発、ライセンシングなどを担当する。現在は出版、情報発信を担当。累計120万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」や、「グロービスの実感するMBAシリーズ」のプロデューサーも務める。
グロービス経営大学院や企業研修においてビジネスプラン、事業創造、管理会計、定量分析、経営戦略、マーケティングなどの講師も務める。また、オンライン経営情報誌 GLOBIS.JPなどで、さまざまな情報発信活動を行っている。


カイゼン!思考力

ビジネスパーソンが日常生活やビジネスの現場で陥りがちな思考の罠。そんな罠になぜ人ははまってしまうのか――。その謎と罠に陥らない方法に迫ります。

「カイゼン!思考力」

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