
ブレッコは、あらかじめこうしたサイトを検索対象から削除しているところに大きな特徴がある。ブレッコによると、1時間あたり100万以上のスパムページがインターネット上にアップされているのだという。検索エンジンとはいえ、進化しないと、どんどんその機能は劣化していくわけだ。
ブレッコは、機械による検索機能と人間によるマニュアルのインプットを統合し、これを可能にしている。人間とは、ブレッコ内部の人とユーザーだ。
たとえばスパムサイトの場合は、これを見つけたユーザーがクリックひとつで通報することができ、現在ブレッコは上位20のサイトを検索対象から外している。そこには、上述したコンテンツ工場が運営するサイトもあれば、人物情報を検索するサイト、ホテル情報にも見えるサイトもある。
もうひとつのブレッコの特徴は、スラッシュタグと呼ばれる入力方法だ。検索ボックスでキーワードを入力した後、さらにその内容を絞り込むキーワードを「/(スラッシュ)」の後に続けるのだ。そうすると、目的に近いサイトだけが検索結果に表示される。
たとえば、「Japanese」の後に「/teacher」と入れると、日本語学校や日本語教師のリンクだけが表示される。あるいは「Silicon Valley」の後に「/conservative」と入れると、シリコンバレー関連で政治的に保守的なサイト、あるいは保守的な内容を含んだリンクが表示される。
このスラッシュタグでも、人間のインプットを利用している。ユーザーが、役に立つと思うスラッシュタグを投稿するのだ。
ブレッコはある意味、SNS(ソーシャルネットワーク・サービス)的な検索エンジンと言えるだろう。利用者が多く、しかもスパムサイトの多い7つのカテゴリー(健康、レシピ、自動車、ホテル、歌詞、家計、大学)については、あらかじめブレッコ側でスラッシュタグを細部にわたって準備したという。

