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就職できない若者の「トンデモ言動」

就活で勝ちたいなら「居酒屋バイト」が絶対有利な理由

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第73回】 2017年1月25日
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居酒屋でアルバイトをしたことがありますか?

普通ではないお客を相手にする
居酒屋バイトという状況

 社会経験がない中で、就活生がアピールできる経験といえば何でしょうか。スポーツで全国レベルの実績を叩き出すことや、難関大学の卒業見込み、在学中の起業による実績や研修学問での実績などが挙げられます。

 しかし、こういった限られた数%に入っていなくても就職活動でアピールできる身近なアルバイトがあります。それだけではありません。実際に社会生活を送る中でも活躍できる社員としての材料となります。そのアルバイトとは居酒屋バイトです。

 なぜ居酒屋バイトが有利となるのかを考えていきたいと思います。

 特別優秀な成績をおさめているわけではない一般的な学生が就職活動で有利になるためには、やはり外せないのがコミュニケーション能力とメンタル面の強さです。特にメンタル面が弱かったり、自分に対して無価値観を大きく抱いていたりすると、挑戦する行動量自体が減ってしまうからです。そして、そういった力を身につけるのにうってつけのアルバイトが居酒屋アルバイトなのです。

 とはいえ、「居酒屋アルバイト」をしていたと宣言すれば、書類通過率や面接合格率が高まるかというとそうではありません。

 就職みらい研究所(株式会社リクルートキャリア)による「就職白書2016」の中で、「企業が採用基準で重視する項目」があります。全国の新卒採用を実施している企業1260社が回答した最も高い項目が「人柄」(93.0%)でした。その後、「自社・その企業への熱意」(79.0%)「今後の可能性」(68.4%)と続きますが、「アルバイト経験」と答えたのは22.0%に止まります。「学科・学部/研究科」(24.7%)よりも低く、これだけを見るとアルバイトよりも研究・ゼミ活動に力を注いだ方が良さそうにも見えてしまいます。

 しかし、企業が重視する「人柄」「熱意」「今後の可能性」を身につけることができる手段こそが、居酒屋バイトなのです。だからこそ、私は居酒屋バイトをお勧めするのです。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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