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40代からの人生の折り返し方 野田稔

プロとしての職業人に必要な気構えとは何か

野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]
【第45回】 2017年1月30日
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多くのキャリアコンサルタントは、コトの課題を深掘りして、ヒトの課題・悩みにまでは踏み込みますが、“最善を尽くす”という観点から言うと、十分ではありません。

「キャリアコンサルタント」という
国家資格が誕生

前回の最後に、人工知能(AI)やロボットが劇的に進化するのに伴い、少なからぬ職業が変化せざるを得ないという話をしました。今回はいわばその続きです。そんな危機にさらされている「職業の価値」について考えてみたいと思います。

 2016年より、従来バラバラに存在していたキャリアカウンセラー、キャリアアドバイザー等の民間資格が、キャリアコンサルタントという国家資格に一本化されました。これに伴い、国家資格であるキャリアコンサルタントの意義・役割について講演する機会をいただき、最近、その下打ち合わせをしました。

 国家資格化することに伴い、いったい何が変わるのだろうかという話です。

 国家資格となることで、登録制となり名称独占が許される一方、倫理規定・守秘義務規定などプロフェッショナルとしての責任が問われることになりましたが、だからと言って、従来からあった民間のキャリアカウンセラー/コンサルタント/アドバイザーと基本的には仕事の内容は変わりません。

 ちなみに国家資格のキャリアコンサルタントのさらに上位資格としてキャリアコンサルティング技能士1級(指導レベル)・2級(熟練レベル)があり、これに標準レベルのキャリアコンサルタントを足して、公的に3段階のキャリアコンサルタント資格ができたわけです。

 実は、「国家資格ってなんなんでしょうね?」と担当者に尋ねられ、私も即答できずに考え込んでしまいました。

 国家資格とは、「公的に認められた専門職」であることには間違いないのですが、「なぜ国家資格が必要なのか、その存在意義は何か」と改めて考えました。そこで、代表的な国家資格である、医師資格について考えてみました。

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野田 稔 [一般社団法人 社会人材学舎 代表理事]

明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授/株式会社リクルートホールディングス リクルートワークス研究所 特任研究顧問。野村総合研究所、リクルート社新規事業担当フェロー、多摩大学教授を経て現職に至る。日本テレビ系列「ズームインスーパー」、NHK総合「経済ワイドビジョンe」「Bizスポワイド」、NHKEテレ「仕事学のすすめ」などメディアでも活躍。主な著書に『組織論再入門』『中堅崩壊』(以上ダイヤモンド社)、『二流を超一流に変える「心」の燃やし方』(フォレスト出版)『企業危機の法則』(角川書店)など多数。


40代からの人生の折り返し方 野田稔

40代は時計で言えば、ちょうど昼の12時を回った人生の午前中が終わったばかりだ。人生折り返し、1日に例えれば、午後をいかに過ごすか。黄昏が訪れる前に上手に人生を折り返す方法をこの連載では考える。

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