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緊急連載:被災地に入ったボランティア医師の奮闘日誌

被災者からもらった「希望」
――被災地に入ったボランティア医師の奮闘日誌④

裴 英洙
【第4回】 2011年3月27日
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3月11日に発生した東日本大震災。多数の死傷者が出て、壊滅的な打撃を受けた被災地・石巻の赤十字病院へ、日本医師会が派遣する災害医療チーム「JMAT」(ジェイマット)の一員として派遣された30代医師の現場レポートを、可能な限りリアルタイムに更新していく。災害そして医療の現場で、日々何が起こっているのか。

災害医療チームの生活事情
ガス欠におびえながらの行列

 この緊急連載では、被災地入りしたボランティア医療チームが見た「日常」をそのままお知らせしている。

 前回までは病院や日中の活動について書いたが、今日は医療チームの生活事情について報告したい。

 我々は石巻市から自動車で1時間半ほどにあるビジネスホテルに宿泊している。

 そこは、水道や電気は通っているものの依然としてガスが止まっている。

 お湯が出ないので、風呂に入っても冷水しか出ないし、食事も冷えたものしかない。それでも、石巻赤十字病院の駐車場でテントを張って暮らす医療チームに比べれば、ずいぶんと恵まれている。

 我々チームのガソリンが底をつき始めた。まだ道路の舗装が十分ではないためにデコボコしており、車が揺れるせいか、ガソリンの減りが早い気がする。

 石巻市内のガソリンスタンドでは、相変わらず大規模なガソリン待ちの行列が続いている。中には、昨晩から自動車だけをそこに止めて行列に加わっている人もいる。災害支援のチームは特別に4000円分のガソリンを給油できることになっているが、途中でガソリンの在庫がなくなり店を閉めるスタンドが多いため、ガス欠におびえながら何度も行例に加わった。

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