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実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

妻の妊娠中にゲス不倫、やり直してもうまくいかないワケ(上)

露木幸彦 [露木行政書士事務所代表]
【第48回】 2017年2月4日
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妻の妊娠中に夫が不倫した場合、相談例では十中八九が離婚している

 昨年は「ゲス」と名のつく不倫が世間を賑わせましたが、数ある不倫のなかで最もゲスなのは「妻の妊娠中に夫が不倫」ではないでしょうか?妻のショックはあまりにも大きく、怒りの矛先が胎児に向けられ、夫の子を宿していることを許せなくなり、堕胎を考え始めることも珍しくありません。私が今まで相談に乗ってきた「妊娠中の不倫」の案件では、十中八九は離婚しています。

小倉優子さん、安田美沙子さんは
離婚を回避したが…

 昨年、タレントの小倉優子さん、安田美沙子さんも、妊娠中に夫の不倫が報じられました。どちらも「離婚しない」道を選んだことには非常に驚きました。私が危惧しているのは2人が「妊娠中の不倫」をあっさりと許してしまったことで、男性陣が「妻が妊娠しているから、ちょっとぐらい遊んでも大丈夫でしょ。もしバレても謝れば済むんだから」と勘違いすることです。

 「すごくショックでしたし、腹立たしい気持ちでいっぱいでした」「夫はとても反省しています」「これから産まれてくる子どものことを第一に考えていきます」と、小倉さん、安田さんが公表したコメントは、自分(妻)の感情は押し殺して、子どものために夫を許すという点で共通しているのですが、「妊娠中の不倫」を乗り越えるのは決して簡単なことではありません。

 夫は弱みを握られているので妻に何も言えなくなるし、妻は少しでも気に入らないと「不倫した分際で何なの!」と蒸し返したり、何より不倫の過去を引きずったまま夜の営みを行うことは難しいので、早々とセックスレスに陥るのです。

 このように一度入ってしまった夫婦間の亀裂は、互いの努力で埋めようとすればするほど逆に広がっていき、一時的に離婚を回避できたとしても、結局、数年後に離婚に至ることが多いのです。

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露木幸彦[露木行政書士事務所代表]

つゆき・ゆきひこ/行政書士、フィナンシャルプランナー。1980年生まれ。国学院大学卒。男性の離婚相談に特化した行政書士事務所を開業し、開業から6年間で有料相談件数7000件、法律文書作成900件を達成。公式サイトは1日訪問者3300人、会員数は1万3000人と、業界では最大規模にまで成長させる。2008年よりドコモ、au、ソフトバンクの公式サイトで法律監修を担当。四半期に一度、大相談会を開催している。主な著書に『結婚貧乏~結婚してはいけない人を避ける方法』(中央公論新社)、『離婚のことばハンドブック~今すぐ解決したい人のキーワード152』(小学館)、『男のための最強離婚術』『男の離婚 賢く有利に別れるための6つの成功法則』(共にメタモル出版)などがある


実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

昨今の離婚事情は複雑化している。夫が借金、浮気、暴力を繰り返して妻に愛想を尽かされるという「昭和型離婚」ばかりでなく、足もとでは「草食系離婚」も急増している。妻が多重債務、不倫、ヒステリーなどを繰り返し、真面目で優しい夫がそれに絶えられなくなって離婚を決意するというパターンだ。そうしたなか、離婚トラブルで悩み悶える男性が増えている。一度離婚トラブルに発展すると、男性は多くの精神的・物理的な負担を強いられる。到底納得できない理不尽な離婚トラブルに意図せず巻き込まれた場合に備えて、普段から対処法を考えておくことは必要だ。「男性の離婚相談」に特化し、数多くの相談実績を誇る行政書士の露木幸彦氏が、毎回実例を挙げながら、男性が陥り易い離婚トラブルへの対処法を指南する。読まずに泣くか、読んで笑うか――。現在離婚トラブルで悩んでいる人もそうでない人も、「他人事ではない男の離婚」について考えるための参考にしてほしい。

「実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦」

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