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はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

「負け組御用達スナック」の恐るべき魔力!
過去の栄光話から抜け出せない常連客たち

――“ヒモのようなマスター”にあしらわれる高学歴社員たちのケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第6回】 2010年3月8日
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 会社で屈辱を味わったときに、どうするか。

 ライバル視していた同期が昇進したのに自分はそのまま、理不尽な扱いを十分すぎるほど味あわせてくれた上司から追い出しを受ける――。

 こういうとき、身の不幸を嘆くか、それともファイティングポーズをとってさらに闘おうとするのか……そこが負け組から脱出できるか否かを決める重要な「十字路」になる。

 連載6回目は、負け組社員になったときに陥ってはいけないネガティブな思考パターンを、筆者が潜入したある飲み屋の風景をもとに、考えてみよう。

 登場するのは、リベンジを胸に誓って「負け組御用達」のスナックでストレスを発散しようとするものの、そこで“ヒモのような男”と呼ばれるマスターに毒を吹かれ、さらに戦意喪失していく社員たちである。彼らは、まさに「負のスパイラル」に陥っているのだ。

 あなたはこのような店に行きたいだろうか?

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■今回の主人公――はい上がれない「負け組社員」

高学歴の負け組社員たち(仮名)

 都心にある「スナックM」に客として現れる負け組社員たち。皆会社で昇進が遅れたり、上司から追い出しを受けたりと、悲惨な目に遭っている。それを覆い隠そうと、彼らは「過去の栄光」について話したがる。それは大学受験のときのエピソードなどだ。その話にウィルスのように群がるマスターにより、さらなる負け組スパイラルに陥っていく。
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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

負け組社員御用達の“名門店”で
夜な夜な語られる「大学の偏差値ランキング」

 「バカ言っちゃいけませんよ。中央大の法学部は、東大並みだったんですから……」

 「でも、今は入学難易度が下がってA大とかB大レベルに。学力の低いゆとり教育世代もたくさんいるから・・・・・・」

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

格差の固定化と大不況のダブルパンチに見舞われた日本の企業社会では、「負け組社員」が続出している。労働問題に精通した著者が、徹底取材で得た生のエピソードを基に、世のビジネスマンが負け組からはい上がるためのノウハウを詳しく教える。

「はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路」

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