高田さんとの出会いでは大失態。
長くお付き合いいただいてありがたいです。

――電子書籍の『適当日記』がこれだけ売れたら、高田さんの次の本は?

中鉢 それは内緒です(笑)。また近いうちに面白いことをやりたいですね。「これぞ、高田さんらしい」っていう、持ち味を存分に出せるものをやらせてもらいたい。ですから、いまもマネージャーさんと考えているところです。

――これからもお付き合いはしてもらえそう?

中鉢 はい、多分。そもそも高田さんに最初にお会いしたときに大失態しちゃったんです。

 砧スタジオの喫茶店でお会いしたんですが、手土産にお菓子をもっていきました。席について、それをお渡ししようとしたら、高田さんが注文されていたコーラのグラスにぶつかっちゃって、倒れたグラスから勢いよくこぼれたコーラで高田さんのズボンをびっちょびちょにしちゃったんです(笑)。僕は平謝りだったんですが、高田さんはびっくりしながらも「いいよいいよ」って言ってくれて。でも帰りはとても悲しい気持ちでしたね。もう僕は「これで終わったな」って思いました(笑)。

 出会いがそんなへまをやっていますから、いまこうやってお付き合いしてもらっているのは本当にありがたいです。


*失敗談も笑い話になる舞台裏。どこまで考え抜いたものか定かでありませんが、「電子書籍アワード」の特別賞という快挙を達成しました(詳細はこちら)。次回は、ベストセラー『もしドラ』の秘話を担当の加藤貞顕君に聞きます。

 

『適当日記』(後編)<br />業界の常識をくつがえす「紙の本超え」の売上で、<br />電子書籍を代表する一冊に。<br />

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発言の「適当さ」「無責任さ」が魅力となり、一般視聴者はもちろん、各界の著名人にもファンの多い高田純次。

本書は、還暦を迎えた2007年1月21日から“無理やり書かされ始めた”彼の日々の生活がすべてわかる日記。

 

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*本文にも登場する電子書籍版『適当日記』は、ダイヤモンド社の電子書籍公式サイトから

 

中鉢比呂也
ダイヤモンド社書籍編集局コンテンツ編集グループ
1974年生まれ。3度の同業転職を経て、2007年入社。
「ダイヤモンド社らしくない本を出すのが自分の役目」と思いながら、それが何なのかいまだに分からず自問自答の日々。