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「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

もはやロス婚の「縁結び」は公共サービスに!?
お見合いオバサンに代わって奔走する自治体の苦悩

宮崎智之 [フリーライター]
【第6回】 2011年5月2日
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これまで婚活をしなかった人々が思い込む
「結婚は当たり前のライフプラン」という幻想

 本日5月2日は日本記念日協会が認定した「婚活の日」らしい。

 5(コ)と2(ツー)の語呂合わせが由来になっているそうで、多少強引すぎるように思えるものの、こういった日が制定されること自体が、現在の婚活情勢が活況を迎えている証拠だろう。

 その背景には、これまで多くの人が「当たり前」だと思っていた「結婚」というライフプランが、当たり前ではなくなったことに対する危機感がある。

 結婚相手紹介サービスのサンマリエが、婚活中の男女に「これまで婚活をしなかった理由」を聞いた調査の結果では、「婚活しなくても結婚できると思っていたから」と答えた人が男女とも最多だったという。男性が21.0%で、女性は30.3%にも及ぶ。

 アンケートに寄せられたコメントでは、

 「自然に出会って付き合って、結婚っていう流れになるんだろうなと漠然と思っていた」(男性/35歳)

 「小学校を上がると中学生になるように、大人になったら働いて、結婚するものと思っていました」(34歳/女性)

 などという意見が見られた。

 「大人になれば結婚する」ということを誰もが信じることができた時代は、すでに失われてしまっている。価値観が多様化したことに加え、女性の社会進出や若年層男女における可処分所得の逆転など、社会情勢も大きく変化した。

 一方、人々が抱く結婚像は、それに合わせて柔軟に変化しているとは言えず、たとえば出産後の女性の復職に関する会社や男性側のサポートも十分ではない。

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

日本は「結婚受難」の時代に突入した。街やオフィスには、「出会いがない」と焦る独身者や「結婚に疲れ果てた」と嘆く既婚者が溢れている。一昔前の日本人なら誰しも得られた「結婚」という当たり前の幸せを、得ることができない。夢や希望を失った「ロス婚」(ロスコン)な人々が増殖する背景には、いったい何があるのか? 婚活や結婚生活に悩みを抱える人々の姿を通じて、「日本人の結婚」をいま一度問い直してみよう。

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