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これならわかる! 「國貞克則の使える会計勉強法」
【最終回】 2011年5月21日
著者・コラム紹介バックナンバー
國貞克則 [ボナ・ヴィータ コーポレーション代表取締役]

財務3表の構造を
正確に理解するための必須知識

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これまでの5回のコラムをお読みになり、会計の基本的な仕組みがご理解いただけたでしょうか。これまでのコラムでは、会計の全体像と基本的な仕組みを簡単に理解していただくために表の構造を単純化して説明してきました。つまり、PLは「売上」「費用」「利益」、BSは「資産」「負債」「純資産」、収支計算書は「収入」「支出」「残高」のそれぞれ3項目だけで説明しました。しかし、実際の財務諸表はもう少し複雑です。最後にPL・BS・CSの表の構造を詳しく説明しておきます。

PL(損益計算書)の構造を理解しよう

 PLは1事業年度(通常1年間)の「正しい利益」を計算する表です。本コラムでは、PLを「売上」「費用」「利益」の3項目で説明しました。しかし、この利益の計算は、
「売上」-「費用」=「利益」ではなく、
「収益」-「費用」=「利益」となります。

 では、「収益」とは何でしょうか。「売上」は「収益」ですが、「売上」だけが「収益」ではありません。日本の会計基準では次のように「収益」が3つ、「費用」が5つ、「利益」が5つにそれぞれ分類されています。

図表6-1「収益」と「費用」と「利益」

 たくさんの種類の言葉が出てきますが、順を追って勉強していけば難しいものではありません。まずは「PLには5つの利益がある」ということだけを覚えて、その上でこの5つの利益の関係がどうなっているかを辿っていけばPLは簡単に理解できます。

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國貞克則 [ボナ・ヴィータ コーポレーション代表取締役]

1961年生まれ。東北大学工学部卒業後、神戸製鋼所入社。海外プラント輸出、人事、企画などを経て、96年米クレアモント大学ピーター・ドラッカー経営大学院でMBA取得。2001年ボナ・ヴィータ コーポレーションを設立。ドラッカー経営学導入を中心にしたコンサルティングと、日経ビジネススクールなどで会計の講義を行っている。
主な著書に『財務3表一体理解法』(朝日新書)、『ストーリーでわかる財務3表超入門』(ダイヤモンド社)、『究極のドラッカー』(角川新書)、『The Trilateral Approach:グローバルに働く人の英文会計』(ボナ・ヴィータ コーポレーション)などがある。


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会計の勉強は難しいと思われがちですが、お金の出入りを表すお小遣い帳や家計簿が理解できる人なら誰でも理解できます。

この連載では、いままで会計がわからなかった人、初めて会計を学ぶ人に向けて、会計の本質と全体像を理解するためのコツをお教えします。

実際のビジネスの現場でのお金の流れから会計の仕組みをつかむ、そして、PL(損益計算書)・BS(貸借対照表)・CS(キャッシュフロー計算書)のつながりで会計を理解する、画期的な勉強法をお楽しみください。

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