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頼りになる書店員さん
【第4回】 2011年5月20日
著者・コラム紹介バックナンバー

紀伊國屋書店新宿本店 水上紗央里さん(後編)
『もしドラ』が社会的ブームになるのを
中から見られたのは幸せです。

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前回のインタビューでは、書店員の心意気を十二分に語ってくれた水上さん。今回は、入社当時の話から、これまででもっとも印象的だった本についてに語ってもらいました。それは、『もしドラ』でした。

4月になると入社当時を思い出して、
楽しい気持ちになります

――水上さんは、入社以来ずっと新宿本店だそうですね?

前回に引き続き、水上さんにご登場いただいた。後編の今回は、印象に残った本について聞いた。

水上 はい。入社して9年目ですが、ずっとここにいます。これだけ異動しないのも珍しいですが、しかもずっと3階のビジネス書売り場なので、売り場も変わったことがないんです。

――お仕事が楽しくなってきたのはいつ頃からですか?

水上 入社2年目くらいからです。ちょうど丸1年経つと、仕事の流れがわかるようになるんです。前の年の今頃はこういうことやっていたなって、復習しながら、自分なりの工夫を入れて仕事ができるようになっていきました。

 だから4月になると入社当時の気持ちを思い出すので、楽しくなりますね。

――入社された頃ってどういう本が売れていましたか?

水上 よく覚えているのは、『海を越える想像力』という本が売れていたのをよく覚えています。これはディズニーランドを経営するオリエンタルランド社長の加賀美俊夫さんが書かれた本で講談社さんから出版された本でした。

 当時、毎日朝礼で、「今日は重版が決まりました」とか「何日に入荷しますから、予約とって大丈夫です」という報告がひっきりなしにあるんです。「売れるってこんなにすごいことか」って思ったのを覚えています。本が売れるとこうなるっていう私のイメージを、はるかに超えていました。本が売れると、これだけ話題になるんだってびっくりしました。

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毎日、多くの読者と多くの新刊に接する書店員さんは、編集者にとって不可欠な存在です。
仕事で直接つながりはないものの、日々、多くの意見を頂戴し、書籍作りの貴重なパートナーにもなっていただいています。
本連載では、ダイヤモンド社の書籍編集者が、日々、頼りにしている書店員さんをおひとりずつご紹介します。

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