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頼りになる書店員さん
【第3回】 2011年5月13日
著者・コラム紹介バックナンバー

紀伊國屋書店新宿本店 水上紗央里さん(前編)
「ここに来ればある」
いつまでもそう思われる書店に

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 出版界にこの人のファンは多い。応対の気持ちよさ、そしてテキパキと仕事をこなしてくれるのが最大の魅力です。編集者が現場の様子を聞きにいっても、実に的確な意見を言ってくれます。そんな頼りになる水上さんにお話を伺いました。

学生時代は図書館でアルバイト。
こういう仕事は向いてるかも、と。

――書店員になられたということは、もともと本が好きだったんですか?

学生時代は図書館で働いていたという水上さん。「いまは、お客さまに気持よく帰っていただくことを考えて接客しています」

水上 はい、文学少女というタイプではないですが、本も雑誌も新聞も、とにかく活字を読んでいるのが好きです。学生時代もずっと地元の公立図書館でアルバイトしていました。そこが居心地がよくて(笑)。何時間も本を整理しててもまったく苦にならなくて。こういう仕事は向いてるかもって思いました。

――実際に書店に勤めてみて、図書館との違いは大きいですか。

水上 当たり前ですが、書店は商売なんです。だから本を触っている時間より接客している時間の方が長いです。学生時代、接客業で働いた経験がなかったので、最初にお客様に接してお金を扱った時は、緊張して緊張して震えました(笑)。

 あと、図書館では聞かれた本がなくても「いま貸し出し中です」と言えばそれで終わり。でも書店は商売ですから、それでは済みません。その本がもう絶版になっているのか、あるいたまたま品切れなのか、取り寄せできるのか、そして入荷するならいつなのか。

 いま考えるのは、せっかく来ていただいたお客様に、どれだけ気持ちよく帰っていただくか、それに尽きるような気がしています。買いに来られた本がなかったときに、「かわりにこういう本もありますよ」ってお勧めして「これでいいな」って買って帰ってもらえるとほっとします。そうやって気持ちよく帰ってもらえるにはどうすればいいかなって、あの手この手でやっています。

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頼りになる書店員さん

毎日、多くの読者と多くの新刊に接する書店員さんは、編集者にとって不可欠な存在です。
仕事で直接つながりはないものの、日々、多くの意見を頂戴し、書籍作りの貴重なパートナーにもなっていただいています。
本連載では、ダイヤモンド社の書籍編集者が、日々、頼りにしている書店員さんをおひとりずつご紹介します。

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