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頼りになる書店員さん
【第5回】 2011年5月27日
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有隣堂ルミネ横浜店 上坂幸子さん(前編)
やるべきことをやろうと思っているだけです。
私なんか、人に育ててもらったようなもの。

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ご本人はいたって謙虚。それに反比例するかのように、僕らの信頼度は高い書店員さん、それが有隣堂ルミネ横浜店の上坂幸子さんです。決して派手なフェアや展開を繰り返すのではないのに、売上はきちんと上げられます。その秘訣を伺いました。

最初から専門書の担当
もう「ぱっつんぱっつん」でした。

――毎朝早くから棚の整理をされているそうですね。

有隣堂ルミネ横浜店、上坂幸子さん。

上坂 いえ、それほどでもないですけど。毎日自分の棚を見て、売れたものを補充するのは日課になっています。書店の仕事ってものすごく多いんです。特に開店するとお客様の対応や版元さんとの商談などが立て続けにありますので、できるときにできることをやっておかないとすぐ一日が終わってしまいます。

――そうですね、でもわかっていてもなかなかできないのでは?

上坂 私も完璧にできている訳ではないですから。少しでもいい売り場にしたいんで、毎日コツコツとですけど、できることをやろうとしています。

――弊社の営業は、「上坂さんが小まめに補充してくださるから本当に助かる」って絶賛していますが。

上坂 いえいえ、私なんかまだまだです。

――ところで書店でのお仕事は何年目ですか?

上坂 今年で9年目になります。ずっとここルミネ横浜店です。

――書店員さんって、どういう段階を経て一人前になっていくんですか?

上坂 私なんかまだ半人前ですけど、最初から人文書の担当だったんです。最初の最初は上の人の指示の元、人文書全体を扱っていました。法律や教育、宗教、資格、就職本、それにビジネスなど多くのジャンルを扱っていました。

――そういう専門書は、上坂さんにとってなじみのあるジャンルだったんですか?

上坂 まったく(笑)。もう最初はチンプンカンプンでした。それはそれは面くらいました。それまで、自分が本を読むというのは、小説やミステリーだったのです。それがいままで自分が触れたこともないジャンルですから。もう、ぱつぱつでしたね。

 だから最初は、まずこの本が哲学書なのか宗教の本なのかさえわかんないんです(笑)。にもかかわらず毎日新刊が届きます。そうやってわからないながらも、周りの人に助けられて、毎日毎日、新刊を扱っていくうちに、「この本はこの棚の本なんだ」というのが、だんだんとわかってくるようになりました。1年くらいかかりましたが、そうすると、やっと落ち着いてきました。

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毎日、多くの読者と多くの新刊に接する書店員さんは、編集者にとって不可欠な存在です。
仕事で直接つながりはないものの、日々、多くの意見を頂戴し、書籍作りの貴重なパートナーにもなっていただいています。
本連載では、ダイヤモンド社の書籍編集者が、日々、頼りにしている書店員さんをおひとりずつご紹介します。

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