都議を目指す理由
東京を変えることは日本を変えること

――それなら、なぜ、国政を目指そうとは思わなかったのでしょうか。なぜ、都議なのでしょうか。

 まず、国政はマスコミからの注目が高い分、どうしても政局やスキャンダルに翻弄される面が強いですね。最近の国会もいつも森友学園やスキャンダルの話ばかりしている印象があります。もっとじっくり自分の住む東京が抱える課題の解決に取り組みたいと考えたのです。

 都議を目指すのは、東京を変えることは日本を変えることだと思うからです。それに、私は18歳の時に東京に出てきて、その後はずっと東京で学び、東京で働き、東京で子育てをしてきました。私の娘は東京で生まれ、東京で育っています。私が本気で変えたい街は東京であり、日本を元気にするためには、東京をもっと稼げる国際都市にしていく必要があると思うのです。

――残念ながら、現在の都議会では「有意義な議論」がなされているようにも見えないのが実情です。具体的に、どういったことにチャレンジしたいのですか。

 国政って、外交やマクロ経済といった広い観点で政策立案をすることになると思うのですが、私はもっと『まちづくり』や『働きやすい環境づくり』といった身近な都市課題に興味があるのです。「地域ブランド」プロジェクトを立ち上げ、14年間で全国32ヵ所の「まちづくり」をお手伝いさせていただきました。

 大切にしてきたのは「みんなの力で未来をつくる」ということ。まちのみなさんと、どう一緒に考え、答えを見つけるか。まちのみなさんが楽しんで続けてくれる仕組みづくりをいつも考えてきました。例えば、間もなく10年目を迎える「宇都宮市」の「住めば愉快だ、宇都宮」は、私たちの手を離れて今もなお、市民の皆さんがしっかりと前に進めてくださっています。2015年4月から2年間は、人口8000人の小さなまち、北海道江差町に政府の地方創生政策の一環として派遣され、顧問を務め、参加型コミュニティデザインを実践しました。

――失礼ながら、都議を目指すのは「虚栄心によるものではないか」と見る人も少なくありません。

 私の中で都議会議員=かっこいいとかいう発想はありません(笑)。ただ、私は50歳になるのですが、これからの人生を考えた時、この先10年間、広告代理店で働くのと、政治の世界に挑戦するのと、どちらが多くの「未来づくり」に力を尽くせるかなって考えたのです。小池都知事という初の女性都知事が誕生し、東京オリンピック・パラリンピックを契機に東京都が大きく変わろうとしている今、こうして機会を与えられたなら、挑戦してみた方がよりワクワクできるのかなと思いました。久しぶりの大きな挑戦、とにかく頑張るしかありません。一人でも多くの方々の応援を、心の底から願っています。