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最新の科学でわかった! 最強の24時間
【第4回】 2017年5月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
長沼敬憲

午後の仕事や学習の効率が上がる、
昼食後の過ごし方がある!

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私たちの体の中には、「体内時計」と呼ばれる時間が備わっています。
この体内時計を動かす源にあるのが「時計遺伝子」(体内時計をつかさどる遺伝子群)で、私たち人間の体はこの遺伝子によって、目覚める、お腹が減る、眠くなる、などといった生きるための基本的なリズムを刻んでいます。人体の活動の多くは時計遺伝子によって支配されているといってもいいかもしれません。
この時計遺伝子の働きに基づいた時間医学、時間栄養学といった最新の科学的知見をベースにして、体内時計に従って日々、常に快適で効率よく過ごす秘訣を『最新の科学でわかった! 最強の24時間』(ダイヤモンド社)より抜粋して紹介します。

昼食後の眠気は
ウォーキングで活力アップ!

 昼食後の眠気対策として、運動の効果も見逃せません。
 ついお腹いっぱい食べてしまった場合、そのままデスクワークに臨んだら自然と眠くなっていきますが、15分ほどウォーキングをしたり、階段を昇り降りしたりするだけでも血糖値は下がり、グルコーススパイクを抑えやすくなります。

 運動によって血糖値が下がるのは、筋肉の中にあるグルット4というタンパク質が活性化し、血液中の糖が細胞に取り込まれるからです。運動することで、糖を細胞に運搬するインスリンが効きやすくなるのです。

 午後の時間帯は、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンなどの分泌もさかんになっているため、心身の活性度が高まり、運動にはとても適した時間帯です。そのピークである16~18時は運動効果を高めるゴールデンタイムでもあるのです。
 昼食後に体を動かし、副交感神経から交感神経へとスイッチングすることも、もちろん活力アップにつながるでしょう。

 ただ、ランチミーティングなどで食事中もずっと交感神経優位の戦闘モードが切り替えられない時は、むしろ食後に休む時間が必要です。その場合、ゆったり歩いて緊張をほぐした後、喫茶店や公園のベンチなどで10分だけでも目を閉じ、リラックスしてください。
 自律神経を安定させるために、そのまま少しうたた寝するのもいいでしょう。

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長沼敬憲

長沼敬憲(ながぬま・たかのり)
1969年生まれ。サイエンスライター、出版プロデューサー&エディター。30代で医療・健康・食・生命科学の分野の取材を開始し、代謝・免疫・腸などの専門領域を中心に多くの医師・研究者をインタビュー、書籍の企画編集を手がける。エディターとして累計30万部を超えた「骨ストレッチ」シリーズ、『人の健康は腸内細菌で決まる!』(技術評論社)、『医者が教える長生きのコツ』(PHP研究所)、『医師と僧侶が語る 死と闘わない生き方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などを担当。著書に『腸脳力』(BABジャパン出版局)、共著に『人生を変える骨ストレッチ』(ダイヤモンド社)などがある。

 


最新の科学でわかった! 最強の24時間

人間には「時計遺伝子」が存在し、その遺伝子の働きによって、起床、就寝、睡眠、食事、代謝、学習効率など、日常の行動のすべてが支配されているといっても過言ではない。代謝が進みやすい時間帯、脂肪が蓄積しやすい時間帯、集中力が高まりやすい時間帯、運動効率の上がりやすい時間帯、細胞修復の進む時間帯、体調の乱れやすい時間帯、睡眠に入りやすい時間帯……など、人の1日の行動には、それぞれ最も適した時間帯がある。さまざまな日常行動にとって一番効率のいい時間帯を理解して、どうせ同じ時間を使うなら最適な時間に行動する生活を習慣づけることをおすすめしたい。

「最新の科学でわかった! 最強の24時間」

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