周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、 就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときに、参考にしていただきたい。
前回は、『バブルさん~30代を悩ます迷惑上司の生態と対処法~』(阪急コミュニケーションズ)の著者である斎藤啓さんに、他の世代からは理解しがたく扱いづらいバブル世代の生態について話を聞いた。今回は、それを踏まえて、バブル世代と上手に付き合う裏技を教えていただこうと思う。
<今回の氷河期くん>
斉藤啓さん
1979年生まれ。
出版社に在籍中、同世代の若者の流行やライフスタイルを取材。その後、週刊誌やカルチャー誌などで執筆し、就職や転職、ビジネスに取材活動を広げたことが本書のきっかけとなる。
意外と簡単!?
バブル世代に取り入る方法
――前回は、バブル世代の生態と言いますか、扱いの難しいところをお伺いしました。今回は、そんなバブル世代を上司に持つ部下の世代がどう対処していくべきか、ノウハウをお伺いしたいんですが…。
バブル世代は、ノウハウさえ覚えれば、取り入るのは意外と簡単かなと思うんですよ。もちろん、取り入るためには自我を捨てる必要はありますが(笑)。それに、一緒に良い仕事をする、となるとかなり骨の折れる作業かもしれません。
――では、まず「うまく取り入る方法」を教えてください。