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見せれば即決!資料作成術
【第12回】 2017年6月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
天野 暢子

いつもの枠線をなくすだけで「プロのプレゼン資料」に早変わり!

プレゼン資料の作り方がよくわからない、なかなか結果が出せない。そんな悩みはありませんか? これまで1000件超のプレゼン資料に接してきた天野暢子氏の最新刊『見せれば即決!資料作成術』の中から、相手のOKを引き出すプロのテクニックをご紹介します。

枠線をなくすだけで
資料の「見た目」が様変わり

 パソコンで作る資料には文字や数字、表やグラフとさまざまなパーツが入っています。それを作る過程で、一般的にはパーツの外周に黒い枠線が出てしまいます。枠線と塗り色が透明だと、テキストボックスや図形をどこに、どのように描いたのか認識できないからです。

 ところが、この黒い枠線が曲者で、本来伝えるべき情報の邪魔をするノイズ(雑音)になってしまいます。たとえば、伝えたいメッセージが「AはBである」の時、そのメッセージの外周に枠線がつくと、そこに「強調」や「周囲とは異なるゾーンだ」という意味合いが生まれてしまうのです。さらに、黒い線は白い紙面を汚し、パーツが増えるごとに紙面が黒ずんでいきます。

 そういう視点で広告や雑誌などの紙面を見てみると、四角にも円にも図形には枠線がついていないことに気づくはずです。

 伝えたい情報を目立たせるために、黒い枠線をはずしていきましょう。文字を収めるテキストボックスも、PowerPointやWordは標準では枠線が黒、塗り色は白になると思いますが、後から枠線も塗り色も「なし」にすることができます。

 逆に色をつけて強調に利用してもいいでしょう。最初から「図形を描く際の枠線の色はオレンジ、太さは1ポイント、塗り色は黄緑」というふうに、コーポレートカラーに準じて、色や線の太さも設定できます。実際にそういう設定に統一している企業もあります。

 また、下図Afterの「ご注意」の部分のように、テキストボックスで枠線を消して、塗り色を背景と同じ色にすると背景と一体化できます。このような表現に「枠線を消す」という差し引き技法を使ってみてください。

 枠線は絶対使ってはいけないということではありません。使う時はスッキリ上品に見せることを意識して、戦略的に使っていきましょう。

ビフォー・アフター!
枠をはずして伝えたい情報を目立たせる

(毎週火曜日・金曜日に公開予定)

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