ツイッターで恫喝騒ぎ
二度墓穴を掘ったトランプ

 このタイミングでのコミー氏解任だけでも失敗だったのに、トランプは解任直後にも、さらに大きな失敗を犯した。コミー氏を「恫喝」したのだ。

トランプ氏がFBI前長官を恫喝…異常事態 日本テレビ系(NNN) 5/13(土) 9:15配信 アメリカのトランプ大統領は12日、解任したFBI(=連邦捜査局)のコミー前長官に対し、「一連の経緯をメディアに漏らさない方がいい」などと恫喝(どうかつ)する投稿を行った。
 トランプ大統領はツイッターに「コミー氏は報道機関に情報を漏らし始める前に、我々の会話を録音したテープがないと祈った方がいい」と投稿した。
 一連の経緯を暴露しないようコミー前長官の口封じをはかった形だが、大統領が公然と恫喝をする異常な事態となっている。>

 ここまでの流れを米国民は、以下のように考えているだろう。

 16年10月 コミー長官(当時)は、「クリントン・メール問題捜査再開」を発表。結果、ヒラリーの支持率急落。コミー氏は、強く批判された。
 16年11月 大統領選挙で、トランプ勝利。
 17年1月   トランプは、不人気なコミー長官を留任させる。米国民は、「コミー氏が結果的にトランプ勝利に貢献したことへのお礼」と考えた。
 17年3月  コミー氏は、「ロシア政府による選挙介入疑惑を捜査している」と発言。
 17年5月  同氏は、「選挙介入疑惑の捜査予算増額」を求める。5月9日、トランプはコミー氏を解任。

 ヒラリー・メール問題への対応がコミー氏解任の「表向きの理由」だが、この経緯を考えると、ほとんどの米国民は、「捜査妨害が真の理由」だと感じているだろう。そしてさらに、コミー氏を恫喝したとも取れる発言をツイッターに書き込んだ。

 トランプは、「二度墓穴を掘ってしまった」のだ。