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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

“暗黒フォース型上司”が部下のやる気を奪い去る!
『スター・ウォーズ』に見るリーダーシップの大いなるミス

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第32回】 2011年7月6日
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とるべき具体的な行動がわからない?
自分を内省できない「反面教師」のリーダー

 「リーダーシップとは何か」と問われると、色々な答えが返ってくる。しかし、「自分が実践するリーダーシップの具体的定義、具体的行動原則にしていることは何ですか」と問うと、管理職をやっている人で、すぐに手を挙げて答えられる人は少ない。

 自分にとってのあるべき行動が具体的に定義できていなければ、自分の行動を内省する基準がなく、日々の実践を通じてリーダーシップを成長させていくことなどできない。

 あるいは、その成長はのんびりとしたものとなり、このスピード変化の時代に通用しない管理職になってしまう。

 ある企業から、「抽象的なリーダーシップ論はいいから、個人個人に自分がコミットメントするリーダーとしての具体的な行動を決めさせて欲しい」という研修依頼を受けた。とても実践的で、面白い取り組みである。

 そのプログラム全体の中の1つのメニューとして、「反面教師」について考えてみるというワークショップもやった。

 よいモデルばかりではなく、「こういうことをやったらリーダーとして信頼を失う」「チームをダメにする」ということも確認しておいたほうが、出席者のためになるからだ。バカらしいと思うことでも、人は気づかぬうちに、自分がその行為をやっていたりするものだ。

 たとえば、電車の中で足を広げて座る男性。自分の隣や前にそういう人がいたら腹が立つのに、気づかないところで自分もやっている人はいるのではないだろうか。

 「反面教師」を議論する1つの題材として、拙著『フリーライダー――あなたの隣のただのり社員』でも紹介した、「暗黒フォース型のリーダー」を取り上げた。そして、社内で自分が出会ったことのある暗黒フォース型リーダーの言動分析を、実体験を基にグループ・ディスカッションした。

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

「あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場」

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