
気が合う人がいれば、合わない人もいる。相性がよくない人との関係性を改善することができないだろうか。そのためには、相性という漠然とした概念を具体的に捉えることが役立つ。(モチベーションファクター代表取締役 山口 博)
気が合わない人と仕事をするとき
とっておきの方法とは?
気が合う人がいれば、合わない人もいる。気が合う人とは一緒にいて楽しい。しかし、気が合わない人とは接点を持ちたくないものだ。
プライベートであれば気が合う人とだけ付き合うことができるが、仕事となるとそうはいかない。強いストレスを感じることもあるだろう。
何か手立てはないだろうか。
このように申し上げると、「人それぞれ性格が異なるので、気が合わない人がいるのは当たり前だ」「人の気質は長年の経験や環境によって決まってくるので、すぐには変わらない」という意見をいただく。確かに性格は十人十色で、一朝一夕に変わるものではない。相性を改善することは、無理なのだろうか。
私はそうは思わない。気が合うか合わないか、性格の一致・不一致というように表現すると、漠然とした概念でしか捉えることができない。
しかし、相性の問題を分解して、合うか合わないかを決定づけている要素で捉えると、それぞれの要素に応じた解決の方法が明確になってくる。