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バブルさんとゆとりちゃん

氷河期くんは“ひな壇芸人的”に生きている!?
実業家・アスリート・お笑いタレントに見る世代内格差

――前期・後期で異なる氷河期世代の特徴

梅田カズヒコ [編集・ライター/プレスラボ代表取締役]
【第29回】 2011年8月10日
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周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、 就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。

これまで、通称「バブル世代」・「氷河期世代」・「ゆとり世代」と言う3つの世代間ギャップを中心に討論してきたが、今回は少し趣向を変えて、「氷河期世代」と呼ばれる世代のなかでの差異について討論をしようと思う。最もポピュラーな定義では、氷河期世代は1970年生まれから1982年生まれぐらいを指す。この世代は2011年現在、29歳~41歳になっているが、29歳と41歳を同世代としてくくるのはあまりにも無茶があるだろう。そこで、氷河期世代を前期・後期と分け、それぞれの特徴を探っていくことにした。今回、氷河期世代・後期の僕と議論してくれたのは、氷河期世代・前期の「ななよん」さんだ。

<今回の氷河期くん>
ななよん(74)さん(仮名)
年齢:37歳(1974年生まれ)
最終学歴:大卒
業種:会社経営
出身:福岡県
現在の住まい:東京都世田谷区
婚姻:既婚
家族構成:奥さんと2人暮らし

氷河期前期くんはネットを「利用」し、
氷河期後期くんはネットで「表現」する

――いわゆる“氷河期世代”は70年から82年までの13年間の間に生まれた人とされています。それに対して、バブル世代は1965年~69年生まれとされていて、こちらはわずか5年間。バブルさんはお互い同世代という認識を抱きやすいけど、氷河期世代は期間が長すぎてちょっと1つの時代を共有してきたことがイメージしづらいと思うんですよ。

 確かに、僕(74年生まれ)とあなた(81年生まれ)でも7年も違いますからね。

――そこで、この13年間を大きく1970年~1976年生まれまでの“氷河期世代前期”と、1977年~1982年生まれまでの“氷河期世代後期”と仮定して、それぞれの社会的な環境がアイデンティティにどう影響したのか探っていこうと思います。もちろん、ななよんさんは“前期くん”という立場で語ってください。私は“後期くん”ですね。

 なるほど。なぜ私が呼ばれたのか分かってきました。それにしても氷河期前期とか言い出すと、本当の地球の氷河期みたいですよね(笑)。そのうち石器時代とか出てきそう。

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梅田カズヒコ [編集・ライター/プレスラボ代表取締役]

ロスジェネ世代(1981年生)の編集・ライター。フリーライター、編集プロダクション勤務を経て2008年より株式会社プレスラボを起ち上げる。著書に『エレベスト』(戎光祥出版)。web上のニュースサイト「下北沢経済新聞」編集長。「GetNavi」(学研)誌上で『コンビニ研究室』連載中。他に「日経トレンディネット」「COBS ONLINE」「R25」「サイゾー」など主にネット媒体で執筆中。起業したのは旺盛な独立心と言うよりも、むしろサラリーマンの職場における煩わしい人間関係から逃げるため。
ツイッター:@umeda_kazuhiko


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職場は世代間ギャップの宝庫だが、そのなかでも他の世代から槍玉に挙げられやすいのが「バブル世代」と「ゆとり世代」。そんな2つ世代の職場での生態を解き明かすとともに、彼らとの上手な付き合い方を探っていく。

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