西野貞明・ペアライドプランニング&デザイン代表取締役社長 Photo by Toshiaki Usami

「ようやく買えた!」。都内に住むある専業主婦は今年6月、歓喜の声を上げた。Eコマースサイト「楽天市場」で、ある自転車用チャイルドシートのレインカバーを手に入れることができたからだ。

 主婦の入手した「リトルキディーズ」のレインカバーは一時、楽天市場に入荷後1分もたたずに完売していた人気商品。販売店舗に連絡しても「予約しても数カ月かかる」といわれていた。そのため喜びもひとしおだった。

 このリトルキディーズは今、自転車のチャイルドシートに備え付ける雨よけカバーとして、ママたちから絶大な人気を集めている。現在は在庫も大幅に増えたが、いまだ品薄状態に変わりはない。

 そんなリトルキディーズを展開するのは、東京のペアライドプランニング&デザインである。

 2013年7月から、同社がEコマース限定で販売を開始し、昨年からは一部の自転車店で販売に踏み切った。口コミで評判が広がり、昨年末からは注文が殺到したため、月産2000台の生産体制を月産5000台に上げた。

 人気の秘密は、デザイン性の高さにある。6色のカラーバリエーションを用意し、他社製品と比べても見た目がいい。さらに、子どもがヘルメットをかぶっても十分な空間を確保し、視界が広く使い勝手がいい。何より作りが丈夫である。

 単なる雨よけだけでなく防寒にもなり、「子どもが自分の部屋のように感じてうれしそうに乗る」といった評判まで得ているのだ。