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僕らの「人生交差点」~アフター3.11を生き抜く究極の二者択一

ご褒美消費の次は「社会貢献消費」!?
U-35女子は「婚活消費」に走る!?
3.11で変化した“女の物欲”とは

西川敦子 [フリーライター]
【第9回】 2011年8月26日
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 意外に思った男性陣も多いのではないか。

 「自分のことより社会貢献」。そんな女性が増えているという傾向が、博報堂生活総合研究所の「震災前後の生活者変化レポート」(2011年6月28日発表)によって明らかとなった。

生活総研が行った「震災前後の生活者変化レポート」。社会貢献行動に力を入れる女性が前年より34.5%も増えたというのは驚くべき結果だ。
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 調査は昨年と今年5月に実施したもの。全国6000名男女を対象に生活者の意識や価値観、暮らしぶりを尋ねた。それによれば、女性の震災前後の行動変化でもっとも大きかったのが「社会貢献行動」。「力を入れた」「やや力を入れた」の合計が45%と、前年に比べなんと34.5ポイントも跳ね上がった。男性の19.7ポイント増を大きく上回る伸びだ。その一方、「ファッション・身だしなみ」は3ポイント減。「美容」も2.4ポイント減っているという。

 一方、男性を見てみると、女性と比較して男性が特徴的に増えた項目は「友人・恋人との交流」(6.3ポイント増)や「買い物」(7.1ポイント増)、「趣味・遊び」(5.9ポイント増)、「ファッション・身だしなみ」(3ポイント増)など。ちなみに「仕事」は男女ともにダウンした。男性は4.1ポイント減、女性は7ポイント減だ。

 震災により日本人の価値観は大きく変わったのだろう。「人生短いんだから、自分のプライベートをもっと大事にしなきゃ」。そう男性たちが考え始めたのはうなずける話だ。

 だが、女性側に起きている変化はいったい何を意味しているのか。博報堂エンゲージメントプラニング局 局長代理 安藤元博さんに聞いてみた。

今回のお題
「先行き不安なこの時代。自分に投資する?それとも節約して社会貢献にお金を遣う?」

「ご褒美消費ブーム」は一体どこに?
震災で一転、「社会貢献ブーム」へ?!

 「そもそも震災前から、女性の間では社会貢献ブームが広がっていた。エコバッグを使う、寄付金付き商品を買うといった“エシカルコンシューマー”も増えていました」と安藤さん。

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西川敦子 [フリーライター]

1967年生まれ。上智大学外国語学部卒業。編集プロダクション勤務を経て、独立。週刊ダイヤモンド、人事関連雑誌、女性誌などで、メンタルヘルスや介護、医療、格差問題、独立・起業などをテーマに取材、執筆を続ける。西川氏の連載「『うつ』のち、晴れ」「働く男女の『取扱説明書』」「『婚迷時代』の男たち」は、ダイヤモンド・オンラインで人気連載に。


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