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異性に好かれる人は、仕事ができる。
男女のギャップを超えて新たに見える可能性

週刊ダイヤモンド編集部
【11/09/03号】 2011年8月29日

 今回の特集のきっかけは、本誌55ページに登場する山本幸美さんを取材したことにあります。

 山本さんは、大学卒業後に入社した会社の営業職で実績を積み、26歳で最大規模の支店長を任されました。100人を超える部下を率いて、全国トップクラスの支店に育てました。

 その後、転職して2つの会社に勤め、経営コンサルティング会社を起業。ほぼ同時期に結婚して、現在3人の育児と社長業を同時にこなしています。バリバリのキャリアウーマンを想像されるかもしれませんが、実物はか弱そうな人なのです(本誌を是非ご覧ください)。

 彼女の営業の特長は、聞き上手なことにあります。最初の会社では、「支店長を出せ」と怒鳴り込んできたお客の話を2時間以上聞き、最後は新たな商品を購入して帰ってもらったこともあるそうです。

 元来、話下手の彼女。試行錯誤の末、巧みに営業トークを行なうのはあきらめ、主にお客の話を聞くことに徹するようにしました。

 「今は、話下手で良かったと思っています。話上手な人は、ある程度はその営業トークと自社商品の力で売ることができます。でも、そこまでです。一方、話下手な営業職は、一生懸命にお客のニーズや不満を聞いて、それに応えられるように努力します。すると、その努力を認めてくれて、中にはファンになってくれる方もいて、長いお付き合いになるのです。男女の関係と一緒で、お客様は、『自分をわかってくれる人』を好きになってくれるのです」と山本さんは話します。

 ハードな仕事と育児を両立させている秘訣は、周囲の協力を得ることです。営業職時代は上司、結婚してからは夫の協力を最大限引き出していると言います。

 「そういう状態を作るには、『応援され力』を習得することです」と山本さんは言います。その具体的な方法などを、今週号で聞いています。

 上司、部下、同僚、顧客、取引先……いろいろな関係において、山本さんの言葉で言う「応援され力」を身につけ、生かす方法を、ケースを基に今週号では紹介しています。そこから得た結論が、特集タイトルの「異性に好かれる人は、仕事ができる。」です。

 特集の冒頭では、なでしこジャパンの佐々木則夫監督が、いかに女子選手たちのやる気と力を引き出し、ワールドカップ優勝という結果に結びつけたかを、ジャーナリストの江橋よしのり氏が明かします。

 江橋氏は、佐々木監督の著書『なでしこ力』の構成者で、長い間、なでしこジャパンを取材してきています。江橋氏が明らかにする佐々木監督の「横から目線」の選手掌握術──女性の特性である共感性を重視した指導力や、女性の涙への対処法、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションなどは、ビジネスマンの女性部下マネジメントにそのまま応用できるものです。

 第二特集は、「ウェブサイト価値ランキング2011──企業サイトの事業貢献度測定」。企業がウェブサイトで行なう情報発信が、消費者の行動に大きく影響を与える今日、有力企業の236サイトが1年間に生み出す「効果」、つまり「ウェブサイト価値」を金額で算出し、1位から236位までランキングしました。

 栄えある1位は全日本空輸。パナソニックやトヨタ自動車などの2位以下を大きく引き離した価値を生んでいます。どこが他社のサイトとは違うのか、「売上価値」と「情報価値」の点から分析しています。

 どうぞ今週号も、お手にとって、じっくりとご覧ください。

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 大坪 亮)


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