類のないステーションワゴン、<br />スバル・レヴォーグがまたよくなった全長4690ミリ、全幅1790ミリ、全高1500ミリ

 

 輸入車好きからも注目されているスバルのプロダクト。なかでも売れ線のレヴォーグがより安全になり、同時に走りが楽しくなった。

 スバル・レヴォーグが大幅改良を受け2017年7月3日より発売された。総合安全性能とツーリング性能が強化されたのが注目点だ。

 2014年に発表されたレヴォーグは、ユニークなハイブリッドコンセプトが特徴といえる。なにしろ、スポーツカーのような走りのWRX STIの楽しさと、レガシィの機能性を持ったモデルとして開発されたのである。

 

類のないステーションワゴン、<br />スバル・レヴォーグがまたよくなったダッシュボードはブラックを基調にメタリックな縁取りで質感を追究したという

 

 新しいレヴォーグの眼目のひとつが安全性。全車速追従機能つきクルーズコントロールのさらなる進化形である「ツーリングアシスト」が新搭載された。

 時速0kmから60kmの範囲で車線に関係なく自動ステアリングで先行車に追従するのが新しい特徴だ。もうひとつ、車線内を自動ステアリングでキープするのは従来は時速100kmまでだったが、今回から120kmまでと、アシストする領域が拡大している。

 後退時障害物との接近距離を知らせ、加速抑制と最終的には制動を行う「後退時自動ブレーキ」。加えてフロントグリルに広角カメラを設定し、左右が見にくい交差点などで接近車両などの存在をモニターする「フロントビューモニター」。

 カメラとレーダーによる安全技術はいまや一部のスポーツカーをのぞき世界中ほとんどのメーカーが採用しているが、じつはスバルはなかでも数すくない安全技術の自社開発にこだわる会社だ。それが高く評価されている。

 

類のないステーションワゴン、<br />スバル・レヴォーグがまたよくなった「ブライトパール」にブルーのステッチが入った革張りシート(オプション)