DV冤罪でハメられた男、金も子も失い離婚の1年後に元妻は間男の子を出産していた妻の離婚の理由が曖昧な場合は不倫の可能性が高い(写真はイメージです)

痴漢冤罪に遭った男性の多くの人生が狂い、時には命を落とすことさえあります。夫婦間でも妻にDV被害をでっち上げられ離婚となれば、痴漢冤罪のように男性はすべてを失うことにもなりかねません。今回の相談者はまさに“離婚冤罪”で全財産を失うだけではなく、2人の子どもたちとの面会権もなく、元妻に言われるがままに月収の6割を養育費として支払続けています。さらに元妻の不倫と再婚、離婚後の妊娠もわかり、DV被害を装い不倫の慰謝料から逃れていたこともわかりました。今回の相談者はどこで何を間違ったのでしょうか。(露木行政書士事務所代表 露木幸彦、文中は仮名)

「キャーーー!やめて!この人です、この人ーーー!!」

 見知らぬ女性が突然、大声を出し、こっちを睨みつけ、自分の左手を掴み上げてきたら…毎朝、眠い目をこすりながら満員電車に揺られるサラリーマンにとって「痴漢」を疑われた時点で「人生終了」です。

 なぜなら、法の下では誰しも平等。本当なら「疑わしきは罰せず」のはずなのに、電車内に限っては「疑わしき『男』は罰する」と言わんばかりに、「無駄な抵抗はよせ!」と周囲の乗客に羽交い絞めにされ、そして「おとなしくしろ!」と駅員に連れていかれ、さらに「自分がやったことが分かっているのか!」と駅員室では警察官に引き渡されるのです。途中でどんなに「やめてくれ!」と抵抗しても、「僕はやっていない!」と反論しても無駄。だからといって線路に飛び降りて逃げようとしても、次の電車に轢かれて死亡するのがオチ。