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「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

イマドキ女子の幸福論は“安定とおカネ”だった?
女性が結婚を焦る「本当の理由」をあなたは知らない

宮崎智之 [フリーライター]
【第15回】 2011年9月12日
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 未婚・晩婚化が止まらない。2010年度の国勢調査(速報値)によると、30~34歳の未婚男性は46.5 %に及び、1990年の32.8%と比べると、15%近く上昇している。さらに、女性の数値を見てみると、1990年が13.9%だったのに対して、2010年は33.3%。約20%という驚異的な伸びを記録しており、事態はより深刻となっている。

 様々な社会環境の変化から、結婚が難しくなっている現状は、これまでこの連載で度々指摘してきた通り。しかし、未婚・晩婚化が進んだからといって、若い男女が結婚に魅力を感じなくなったのかというと、実際はそうではない。昨今の婚活ブームを見てもわかる通り、結婚したい男女は世に溢れている。

 旺盛な結婚意欲だけ見ると、価値観が多様化している現在においても「結婚=幸福」という方程式を思い描く人がまだまだ多いように思えるが、実際はどうなのだろうか。

 ということで、今回は世の女性たちに聞き取り調査を実施し、「結婚したい本当の理由」について探ってみた。結婚に悩んでいる男性諸君は、ぜひ参考にして欲しい。

意外にも、目指すは「普通の家庭」?
おカネより家族を重視する女性の本音

 まずは、アパレル販売員として働く20代女性の声から。

 「結婚したい理由は、やっぱり安定したいからです。特に最近、仕事が忙し過ぎることもあり、早く結婚して退職したいといつも思っています。周りにもそう考えている友人が多いです。幸せな家庭を築いて、精神的に穏やかな生活を送りたいです」

 29歳の女性からは、こんな意見も。

 「20代で結婚するというのが目標だったのですが、現状では難しそうですね。でも、とにかく今は結婚したい。純粋に『家庭』というものに憧れがあるからです。仕事は楽しいですが、私はやっぱり自分が育ったような“普通の家庭”を築きたいです」

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宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?

日本は「結婚受難」の時代に突入した。街やオフィスには、「出会いがない」と焦る独身者や「結婚に疲れ果てた」と嘆く既婚者が溢れている。一昔前の日本人なら誰しも得られた「結婚」という当たり前の幸せを、得ることができない。夢や希望を失った「ロス婚」(ロスコン)な人々が増殖する背景には、いったい何があるのか? 婚活や結婚生活に悩みを抱える人々の姿を通じて、「日本人の結婚」をいま一度問い直してみよう。

「「ロス婚」漂流記~なぜ結婚に夢も希望も持てないのか?」

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