Photo:JAGUAR LAND ROVER

 自動車メーカーが開始した究極のレストアプログラムをご紹介しよう。英国のジャガー・ランドローバー(JLR)は7月半ば、英国コベントリーに、ジャガー・ランドローバーのクラシックカーの全グローバルビジネスの中核拠点となるクラシックワークスをオープンした。

 クラシックワークスは敷地面積が1万4000m2。同様の施設としては、世界最大規模を誇る。専用のショールームスペースのほか、10年以上前に生産終了となったジャガーとランドローバーの全モデルのサービスとレストアを行うワークショップベイを54基設置。ここでは、3Dスキャンなどの最新技術を駆使して、名車として知られるジャガーEタイプやレンジローバー・クラシックのボディパネルなど、コストがかかるパーツの再現や交換を可能にしている。

ジャガーとランドローバーの
伝説的モデルを購入する機会に

 究極のサービスが、レジェンズプログラム。これは、ジャガーとランドローバーの伝説的モデルを、クラシックカーの愛好家やコレクターが購入できる機会を提供するプログラムである。

 ジャガー・ブランドのレジェンズプログラムの代表作が、1957年式XKSSの復刻モデル。世界初のスーパーカー・とも称されるXKSSは、1954~56年にかけて、ル・マン24時間耐久レースで優勝したジャガーDタイプの公道仕様バージョンとして製造された。しかし57年、英国ミッドランドのブラウンズレーン工場で火災が発生。北米に輸出される予定だった9台のXKSSが焼失し、結果として16台しか生産されていない。