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健康食生活

滋養たっぷりの山芋で
元気な胃腸を取り戻そう

植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]
【第10回】 2011年9月15日
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 9月といってもまだまだ暑い日が続き、夏の疲れが出やすい時期です。体の疲労感やだるさを解消するには、睡眠を十分に取ることと、冷たいものに偏りがちな食事で疲れている胃腸を休めることが大切。冷たいものはもちろん、脂っこいものや生もの、消化が悪いものも胃腸にはNGです。

 スタミナをつけるつもりで焼き肉やウナギを食べる方がいますが、肝心の胃腸が受け付けなければ栄養は吸収されず、かえって体を疲れさせてしまいます。胃腸を元気にするには消化がよく、滋養のあるものが一番。特に、鶏スープでじっくり煮込んだとろとろのお粥はおすすめです。手軽に滋養をとるなら、山芋を取り入れるのも手。外食が多い方は、山かけそばで補給しましょう。

 山芋は、カルシウム、ビタミンB1・B2・C、カリウムなどが豊富で、薬膳ではアンチエイジングの食材として知られています。また、デンプンの分解酵素のアミラーゼと酸化還元酵素のカタラーゼの働きにより、新陳代謝が活発になり疲労回復効果が期待できます。さらに、ぬめりのもとであるムチンが胃の粘膜を保護します。このほかコレステロール値を下げたり、血液中の脂質が酸化するのを防いだり、腎臓の機能を高めるのにも効果的。食物繊維も豊富なので便秘の解消にもなります。

 山芋は、すりおろしてご飯にかけてもおいしいもの。とはいえ、のど越しのよさからご飯をかまずに飲み込んでしまっては、胃に負担がかかってしまいます。汁ものとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

のど越しスッキリ、刻みシソが清涼感を呼ぶ
撮影/中川真理子

●疲れた胃に効く! 山芋のすり流し汁
 
材料(1人分):
山芋100g、煮干しだし2カップ、すりゴマ小さじ2、味噌大さじ1、絹ごし豆腐1/2丁、刻んだシソやワサビ(適量)
 
作り方:
①山芋の皮をむいてすりおろす。
②すり鉢に①、豆腐、すりゴマ、味噌を入れて、よくすり合わせる。
③なめらかになったら、だしを少しずつ加えて溶きのばし、器に盛る。シソやワサビを添える。
 
※冷やしてもおいしい。山芋だけではなく絹ごし豆腐を入れることで味わいがソフトになり、コクも出ます。

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植木もも子 [料理研究家・管理栄養士・国際薬膳師]

健やか料理研究家、管理栄養士、国際中医師・国際中医薬膳管理師。
遼寧中医薬大学付属日本中医薬学院の薬膳講師を務める。原宿にて薬膳と栄養学双方を取りいれた美味しい季節の料理教室と初心者のための男性料理教室を主宰。企業、レストランなどの健康メニューの提案、開発等を手掛ける。NHKテレビテキスト『きれいの魔法』にて、「きれいになる薬膳レシピ」好評連載中。近著『夜九時ご飯』(新星出版社)『欝に効く、食べ物、食べ方。作りかた』共著(保健同人社)『毎日作らないおかずの手帳』日東書院など
「毎日の食事が人生を作る」「美味しく!楽しく!健康に!」をモットーに活動中
HP  http://www.peachtreekitchen.jp


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おいしい食事のあとは、満腹感より満足感が強いですよね。私たちの体は、毎日の食事から摂取した栄養でできています。この連載では、健康を保つための食事のとり方をご紹介します。体が喜ぶ食生活を考えていきましょう。

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