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「神様の女房」特別編
【第4回】 2011年9月26日
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プロデューサーが語る
NHK土曜ドラマ『神様の女房』の魅力

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“経営の神様”として知られる松下幸之助の妻、「松下むめの」の生涯を描いた感動の物語『神様の女房 もう一人の創業者・松下むめの物語』。高橋誠之助氏のこの原作をNHKがドラマ化、10月1日から3週間、3回にわたって放映されるのが、土曜ドラマスペシャル『神様の女房』である。
脚本は、大河ドラマなど大ヒットドラマを数多く手がけたことで知られるジェームス三木。松下むめの役には常盤貴子、松下幸之助役に筒井道隆、むめのの父・清太郎役に津川雅彦など、豪華な顔ぶれとなっている。さて、見所はどんなところなのか、プロデューサーの真鍋斎(まなべ・いつき)氏に聞いた(取材・構成/上阪徹)。


――まず、どうして、『神様の女房』のドラマ化をお考えになったのでしょうか。

 高橋誠之助さんの原作で、“経営の神様”として知られる松下幸之助さんを、目立つことなく支えておられた、しっかり者の奥さん、むめの夫人という人物がいたということを、教えていただいたんですね。

 松下幸之助さんは、もちろん日本有数の著名人の一人であり、経営論やリーダー論などの本もたくさん出されていますし、ドキュメントの映像などもたくさんあるんですが、むめのさんに関しては、ほとんど知られていなかった。それこそ、書籍が2冊ほどあるだけで、ほぼ無名と言ってよかった。そこがまず、興味深いところだったんです。

 さらに、幸之助さんという日本有数の有名人の身近にいたむめのさんという妻の目線からであれば、経営者としてなど公的なところではよく知られている幸之助さんについて、あまり知られていない部分にスポットが当てられるんじゃないか、と考えたんですね。

 プライベートな部分といいますか、もっと人間としての部分。そういうところに対する純粋な関心があった。これが今回の企画で、最も新鮮なところだったのではないかと思っています。

――ちょうど、松下幸之助さんが設立した松下政経塾出身の野田佳彦総理大臣が誕生したばかり。なんともタイムリーだと思うんですが、企画自体はいつくらいから始まっていたのでしょうか。

 実は当初から企画を進めていた担当者から、私は途中で引き継いだんです。ちょうどクランクインの少し前でした。

 企画自体は昨年の春くらい、もう一年以上前から進んでいたと聞いています。ところが、その間に震災があったり、政治がガタガタして日本が揺らいだりしました。とりわけリーダーについて、いろんな考え方が持たれるようになりました。

 ですから、まさに新しい時代のリーダーが必要になっているときでもあり、これからのリーダー論ついても一石を投じられるものになるかもしれない、ということは企画を引き継いで思いました。

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“経営の神様”として知られる松下幸之助の妻、「松下むめの」の生涯を描いた感動の物語『神様の女房 もう一人の創業者・松下むめの物語』が刊行された。10月1日からは、ジェームス三木脚本、常盤貴子主演でNHKのドラマ化も決定した(土曜日夜9時より。総合テレビ・全3回)。
著者の高橋誠之助氏は、幸之助・むめの夫妻の最後の執事として、二人に臨終まで仕えた人物である。松下幸之助には数多くの著作・評伝などが残されているが、夫人については実はほとんど知られていない。五里霧中の商品開発、営業の失敗、資金の不足、苦しんだ人材の採用と教育、関東大震災と昭和恐慌、最愛の息子の死、そして戦争と財閥解体…。幾度も襲った逆境を、陰となり日向となり支え、「夫の夢は私の夢」と幸之助の描いた壮大なスケールの夢を二人三脚で追いかけていったのが、むめのだった。
この連載では、本書プロローグ全文掲載、著者インタビューなどを通して、小説「神様の女房」と小説の主人公「松下むめの」の魅力について、紹介していく。

著者
髙橋誠之助(たかはし・せいのすけ)
1940年京都府生まれ。1963年神戸大学経営学部卒業後、松下電器産業株式会社(現パナソニック)入社。主に広島営業所などで販売の第一線で活躍。入社7年目、29歳のとき突然に本社勤務の内示があり、「私は忙しい。松下家の家長として十分なことができない。それをきみにやってほしいんや。よろしく頼む」と松下幸之助直々の命を受ける。以来、松下家の執事の職務に就き、20年以上にわたり松下家に関する一切の仕事を担う。幸之助とむめのの臨終にも立ち会い、執事としての役目をまっとうする。その後、幸之助の志を広めるために1995年に設立された財団法人松下社会科学振興財団の支配人となる。2005年、財団法人松下社会科学振興財団支配人、定年退職。

「「神様の女房」特別編」

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