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今週の音盤=心のビタミン ビジネス・パーソンのための音楽案内

【ベートーヴェン
「弦楽4重奏曲 第15番 イ短調 作品132」】
病癒えたる者が神にささげた感謝と歓喜の歌

小栗勘太郎 [音楽愛好家]
【第2回】 2011年10月6日
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 健全な精神は健全な肉体に宿る。

 もち論、健全な肉体が健全な精神に宿る、とも言い得る。

 誰だって風邪を引くでしょう。その時は、休養をしっかり取るなり医者に行くなりして、早めに治すに如くはなしです。しかしながら現実はそんなに甘くない。

 誰もが経験することでしょうが、風邪を引いて熱が出て体の節々が痛んで、どうしようもなく気分が重い時でも、急ぎの案件があって仕事を休めないことってありますよね。そんな状況では、ちょっとした事でイライラし、同僚や部下、場合によっては、お得意さんにも感じ悪く接してしまったりする。仕事の能率も悪くなり、出来栄えにも満足できない。自己嫌悪に陥ってしまう。

 こんな場合もある。長年、生き馬の目を抜く競争にさらされ、ライバル達と切磋琢磨し、名だたる大企業のナンバー2まで来た。あと一歩で、念願のトップの座だというところで、病気を患ってしまう。健康で元気なだけが取り得の奴と見下し、ライバル視すらしていなかったダークホースが、トップに立つ。

 権力闘争そのものが仕事の政治家を見れば一目瞭然。持病はひたすら隠すし、常に万全の健康をアピールしようとする。もし病気が明らかになれば、政治生命を失いかねない。

 だから、極々当たり前のことですが、健康は大切です。

 あのベートーヴェンも健康の有難みを痛感し、病気からの回復への歓喜と感謝を印した珠玉の1曲があるのですよ。

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小栗勘太郎 [音楽愛好家]

1958年生まれ、牡羊座のB型。某国立大学卒、米国滞在5年。公僕を生業とする音楽愛好家。著書は『音楽ダイアリーsideA』 『同sideB』(西日本新聞社)。『毎日フォーラム』誌にて「歴史の中の音楽」を連載中。


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ビジネス・パーソンは日夜、現場で闘って、日々、喜怒哀楽を感じる。実は音楽の現場も同じだ。だって、音楽もビジネスも、所詮、生身の人間が作る、極めて人間くさい営みだから。音楽には妙な薀蓄など不要かもしれないが、音楽が生まれる時には物語がある。それを知って聴けば、喜びが倍になり、悲しみが半分になるかもしれない。毎週1枚、心のビタミンになるような音盤を綴ります。

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