一方、圏域別で見ると、上昇率が7.9%と急上昇しているのが札幌、仙台、広島、福岡を総合した地方4市である。実は、昨年も圏域別の上昇率では1位。ということで正解は「地方4市(札幌、仙台、広島、福岡)の上昇率が一番高い」という結果である。

地方都市は下落傾向だが
人気沸騰の商業地域も

 さて、意外なことに、地方4市の商業地の基準地価上昇率が高いことがわかったが、だからと言って、地価の値上がりが地方に波及しているわけでは全くない。実は「その他の地方圏」は、平均すると▲1.1%地価が下落している状況なのだ。つまり地方都市の中でも、一部の都市が地価上昇の恩恵を受けているということなのだ。それをクイズにしてみよう。

【第4問】

 地方圏で商業地の上昇率トップ10に入っている場所は、4つの自治体に集中しています。それは福岡市、札幌市、金沢市と、あと1つはどこでしょう?

【解答】

 もともとアジア人観光客に人気の福岡や札幌に加えて、北陸新幹線のお蔭で東京からの観光客が増えた金沢の繁華街がトップ10に食い込むのは、順当な結果だろう。しかし4つ目の場所は? この問題の正解は、多くの読者にとって意外な場所かもしれない。

 実は、私は数年前の夏休みをここで過ごした。確かに、観光地としての発展の様子は素晴らしいものだった。特にオーストラリアからの観光客が増えていることが地元の話題で、日本の他の観光地と比べると、何となく欧米のリゾートに近い空気を感じられる場所だった。

 そう、第4問の正解は「北海道の倶知安町」。ニセコノーザンリゾート・アンヌプリの麓の町、と言った方がわかりやすいだろうか。冬はスキー、夏はトレッキングやラフティングが楽しめる、北海道の中でも有数のブランド観光地だ。