新党「希望の党」立ち上げを発表する東京都の小池知事 PhotoREUTERS/AFLO

小池都知事が狙っていた「タイミング」

 小池百合子・東京都知事は、首相の解散総選挙の意向が発表された9月25日、「希望の党」という党名で、国政に参加することを目的とする政党を立ち上げ、自らが代表に就任すると発表した。

 小池氏および同氏に近い勢力は、たぶんこのタイミングを狙っていたのだろう。もともとこのタイミングでの解散は、かなり前から予想されていたシナリオの一つだった。10月22日と言われている総選挙の投開票日に向けて、いかにも時間が足りないようにも見えるが、かえってボロが出る時間がない分、勢いを印象づけることができればいいことなのかもしれない。

 本人から聞いたわけではないが、小池氏が目指しているのは、自らが首相になることだろう。もちろん政治家なのだから、それは悪い目標ではない。

 希望の党には、選挙に勝ちそうな知名度のある候補者がまだ集まっていないように見えるが、投票日まで1ヵ月近くあるので、情勢は流動的だ。

「小池代表の『希望の党』公認なら、自分も勝てるかもしれない」と思う候補者が集まって選挙戦略が功を奏するなら、意外に議席を獲得して与党を苦しい状況に追い込むかもしれない。何と言っても、選挙は水物だ。風向きによっては大波が起きる。