●ステップ2:感想

 絵本の感想をできるだけたくさん述べましょう。
 形式にこだわらず、ランダムで結構です。
 日本語でも英語でもOKです。

●ステップ3:ディスカッション

 ここからは、年齢やお子さまの個性、言語の習熟度に応じて保護者の方の腕の見せどころです。

 実は、この『The Rainbow Fish』ですが、アメリカでは議論の的です。
 賛成派は、シェアする心、他人とわかちあう幸せをほめたたえますが、反対派は、
1)どうして自分の大切なものを他人にタダで譲らないといじめられるんだ、おかしいじゃないか。
2)キラキラしたうろこを全員1枚ずつ持ちましょう、なんて、なぜみんなが同じ格好をしないといけないの? 個性は認められないの?

 というわけです。

 はたしてどう考えるのか、お子さまに聞いてみたくありませんか?
 それから、発展させ、

●ビルゲイツは何兆円もの個人資産をひとりじめせずにたくさんの人の幸福の実現に向けて使っている

●日本は、国民から税金を集めて、国民皆保険を実現させている

 このような話題を持ち出して、お子さまとディスカッションするのもおすすめです。

 絵本をぜひ、上手にご活用いただければと思います。