自分から「NO」を言うときにも
意識的に「ありがとう」をいう

   また自分から「NO」をいわなければいけないときにも、「ありがとう」と言おうと意識して準備すれば言えるものです。

   例えば相手からの誘いを断る場合には、
「大変申し訳ないのですが、その日は先約がありまして……」
と言ってしまいがちですが、その場合にも
「残念ながら…。誘っていただきありがとうございます!」と、NOと言っても最後に「ありがとう」と言えばいいのです。

   このように意識的に「ありがとう」を言うことで、他人に対して肯定的な反応をどんどん出すことになります。

   すると他人からも肯定的な反応が返ってくるようになります。プラスにはプラスが返ってくるものなのです。
   これこそが会話がうまくいく法則です。

   逆に「ありがとう」が言えない人はいつも不機嫌です。

   そういう人は、他人から何かしてもらったり、素敵なハプニングが起きても、そのことに気づきません。それどころか、不満探しばかりをしています。

   プラスへの視点、つまりプラスの感受性を持たない限り、プラスを受け止めることはできないのです。

   携帯電話が圏外になっていたら、いくら電話がかかってきても、メールが送られてきても、持ち主が着信に気づくことはありません。
   アンテナが立っていないと、何も受信できないのと一緒で、あなたの感度が低ければいくら相手から肯定的な言葉が送られたり、好意的な行動を示されても、それをきちんと受け止めることができません。

   プラスの感度を上げるために、今日は意識して「ありがとう」を言ってみましょう。「ありがとう」を何度も言っているうちに、だんだん「自分はたくさんのヒト、モノ、コトに恵まれているなあ」と実感できるはずです。

   プラスの感度が高くなれば、それだけ、自分の心がプラスに満たされて、会話がはずむようになるはずです。

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第4回 日本人の80%が生まれつき、口角が下がっている! 自然な笑顔でうなずくための訓練方法とは
第5回 「話し方」で印象が9割変わる! 誰でもできる「話しグセ」の修正テクニック