EV化を推進する中国で
日系メーカーが大健闘
世界最大の新車市場、中国は最近、政府主導で電気自動車(EV)への買い換えを支援しており、新エネルギー車がユーザーの注目を集めている。そんな中、8月の販売実績は、日系メーカーが健闘を見せた。
トヨタの8月の中国新車販売台数は10万8500台。前年同月比は7月の11.4%増を上回る13.2%増と、7ヵ月連続で前年実績をクリアした。
販売の牽引役は、主力セダンのカローラと、兄弟車のレビン。とくにカローラは約2万9000台を販売。前年同月比は7%増と、堅調な伸びを示した。
トヨタの中国合弁は、第一汽車との一汽豊田、広州汽車との広汽豊田の2社。トヨタの2016年の中国新車販売台数は、過去最高の121万4200台。3年連続で100万台を突破し、前年比は8.2%増だった。17年1~8月は84万1400台をセールス。前年同期比で7.1%伸びている。
ホンダは12万8671台と、トヨタに約2万台の差をつけて、日系メーカーの首位に立った。前年同月比は20.6%増と、8ヵ月連続で前年実績をクリア。
ホンダの中国合弁は、東風汽車との東風ホンダ、広州汽車との広汽ホンダの2社。東風ホンダが前年同月比36.8%増の6万9783台と、大幅にアップした。広汽ホンダは同5.8%増の5万8888台。