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エディターズ・チョイス
2011年10月24日
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本を通して“希望”のメッセージを伝えたい
若手クリエイターによる、デジタルサイネージを使った書籍マーケティングの新しい形

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全米ベストセラー『希望をはこぶ人』(原題:The Noticer)は日本でも2011年4月に刊行され、この本を読んでくださった読者の方々からポジティブな感想が数多く届いています。
「このコンテンツをもっと多くの人に知っていただくために、何か新しい試みはできないか」――こうした思いから、ダイヤモンド社では、テレビやパソコン以外のさまざまなデジタル端末向けに絵本動画のプロデュースなどを手がける株式会社デジタルえほんと協力し、デジタルサイネージによる書籍マーケティングを試みています。
デジタルえほんの石戸奈々子さん、季里さんと、ダイヤモンド社マーケティング担当の松井未來が、デジタルサイネージの可能性やこれからの書籍マーケティングについて語り合いました。

聞き手・常盤亜由子[ダイヤモンド社 書籍編集局] 文・千葉はるか[ライター])

『希望をはこぶ人』を絵本で表現する
というチャレンジ

――デジタルサイネージを使った絵本動画による書籍マーケティングは、まだまだ新聞広告が主流となっている現在、新しい試みと言えると思います。この企画が生まれた背景は?

松井未來(まつい・みき)ダイヤモンド社 営業局マーケティング担当

松井 『希望をはこぶ人』は、ホームレスから人気作家となった著者の自伝的小説として全米で大きな話題を呼び、ベストセラーになりました。「物の見方を変えれば世界も変わる」というメッセージは広く世界中で受け入れられ、現在、20ヵ国で翻訳が決定しています。

 私自身、厳しい環境にある日本においても、この本のメッセージが必要とされているのではないかと思っているんです。

 しかし、「新聞広告のような従来のメディアではこの本のメッセージ性は伝わりにくいのではないか」とも感じていました。

 そこで「何か新しい表現手法を使って、『希望をはこぶ人』をより多くの人に知っていただきたい」と考えて、デジタルえほんの石戸さんと季里さんにご相談したんです。

石戸奈々子(いしど・ななこ)株式会社デジタルえほん代表取締役社長/デジタルえほん作家、NPO法人CANVAS副理事長

石戸 この本は、世界観に強い特徴がありますよね。確かに、これを文字だけで伝えるのは難しいでしょう。特に『希望をはこぶ人』は、「普段あまり本を読まないけれども、この世界観は好きだ」という潜在的な読者を持っていると思うんです。

 そういった方々には、活字メディアではなかなか魅力が伝わらないでしょう。この点、絵本動画を使い、世界観を見せながら雰囲気を伝えるという方法は、この本に非常に合っていたのではないかと思います。

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